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東大阪の宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZOで世界の酒瓶コレクション展

ラグビーワールドカップ出場国の酒瓶を集めた展示ケース

ラグビーワールドカップ出場国の酒瓶を集めた展示ケース

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 近鉄奈良線・八戸ノ里駅前の「宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)で現在、企画展「ZUNZOの愛した東大阪と世界のボトル」が開催されている。

グリコのおもちゃで表現した花園ラグビー場

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 1935(昭和10)年にグリコに入社し、広告課「おまけ係」として世界のおもちゃを参考におもちゃデザイナーとして活躍した宮本さん。同館には、宮本さんがデザインした約3000種のおもちゃの一部や、おもちゃ作りの参考にと海外で買い集めたコレクションなどがあり、1年に1回程度、テーマを決め展示替えを行っている。

 今年は東大阪市花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019日本大会の試合が行われることから、「優勝カップは勝者への祝杯の酒杯がルーツ」と、宮本さんが世界各地で集めた酒瓶のコレクションを展示する。

 中央の展示ケースには、ラグビーニュージランド代表「オールブラックス」のロゴが入ったラグビーボール型のボトル、マリリン・モンローや自由の女神をかたどったアメリカのボトル、ルノーのタクシーやルーヴル・ピラミッド型のフランスのボトル、スコットランドのバグパイプを持った男性のボトルなど、ワールドカップ出場国の酒瓶が並ぶ。

 別の展示ケースには、持ち上げるとオルゴールが鳴るドイツのビアマグ、取っ手の両端についた杯で2人同時に酒を飲む台湾の結婚式などで使われる連杯、イタリア・アンリ社のからくり人形栓などを並べ、酒瓶、酒器など約70種類を展示する。

 入口近くには、花園ラグビー場で試合を観戦する様子をグリコのおもちゃで表現した模型を展示。同館の工作教室に通う児童とのコラボ作品では、宮本さんの自宅前にあった帝国キネマの映画撮影風景を表現し、宮本さんが見て育った東大阪の街の記憶を伝える。

 同館学芸員の磯田武士さんは「酒瓶にはお国柄が出ていてエピソードがたくさんある。並べることで民族性を見てもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(7月21日・28日臨時休館)。入館料は、大人=500円、高校・大学生=300円、4歳~中学生=200円。

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