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FC大阪3選手が一日警察署長 交通安全DVDを東大阪市教委へ寄贈

「交通安全DVD」贈呈式の様子

「交通安全DVD」贈呈式の様子

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 JFLのFC大阪の3選手が10月27日、大阪府布施警察署の一日警察署長に任命され、同警察署の指導・監修のもと共同制作した「交通安全教育DVD」を東大阪市へ寄贈した。

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 同DVDは、新型コロナウイルス感染防止のため、各学校に出向いて実施する交通安全教育が難しい中、少しでも児童の交通安全教育に役立ててほしいとの思いから、布施警察署の呼び掛けにより制作した。布施警察署管内で昨年発生した交通事故の約4割に自転車が関連していることを踏まえ、自転車のルールやマナーについて紹介している。

 贈呈式には、同DVDに出演した岩本知幸選手、舘野俊祐選手、横野純貴選手が出席。岩本選手は「ホームタウンに迎えてくれた東大阪市の皆さんのために何かチームとしてできることはないかと、今回の撮影に参加させていただいた。東大阪市の児童の皆さんの安全に力になれたら」と出演の経緯を話す。

 岩本選手、舘野選手と共に、今回初めて一日警察署長を務めるという横野選手は「制服を着て身が引き締まる思い。大阪は自転車の交通量も多いので、しっかりDVDを見て安全に気を遣ってもらいたい」と、交通安全の大切さを訴えた。

 撮影に関して「貴重な経験をさせていただいた。僕自身は40点くらいだったが、皆さんのサポートで90点くらいの演技になった。自転車の正しい乗り方や危険な乗り方を実演しているが、中にはちょっと面白いシーンもあるかも」と岩本選手。舘野選手は「ユニホームを着て出演したので、子どもたちにFC大阪を知ってもらい、花園での試合にも来てもらいたい」と話す。

 布施警察署交通課の藤岡基樹課長は「児童の皆さんに興味を持っていただくために、子どもに人気のあるFC大阪さんにお声掛けしたところ、協力いただけた」と共同制作の経緯を説明した。

 DVDを受け取った東大阪市教育委員会の土屋宝土教育長は「FC大阪の選手に協力をいただいて、子どもたちにとって興味が湧く内容となっている。作っていただいたDVDは東大阪市内75の小・中・高校や義務教育学校に届け、各学校で活用させていただきたい」と感謝した。

 寄贈したDVDは各校で交通安全教育に利用されるほか、布施警察署内で上映する予定。要望があれば学校以外にも配布を検討するという。

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