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大阪樟蔭女子大学の「袴コンテスト」、初のオンライン開催 一般審査員募集

昨年の「袴コンテスト」の様子

昨年の「袴コンテスト」の様子

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 大阪樟蔭女子大学(東大阪市菱屋西4)が11月29日、「第36回袴コンテスト」をオンラインで開催する。

深みどり色の伝統の袴

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 袴コンテストは、毎年10月に開催する大学祭「くすのき祭」実行委員の学生が運営するコンテストで、1985(昭和60)年に開始。1917(大正6)年から同大学の前身である樟蔭高等女学校の制服として使用されてきた深みどり色の伝統の袴を着用し、袴での立ち居振る舞いや作文による内面の表現を審査する。

 昨年のくすのき祭は、袴コンテストのほか、ファッションショーやステージでのパフォーマンス、模擬店、展示などを展開し、地域の人やOGらも合わせ2日間で約5000人が来場したが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、10月24日に学生や教職員など学内関係者を対象にオンラインで開催。袴コンテストはくすのき祭の人気イベントの一つだが、別の日程で無観客会場からの中継で開催することが決定した。

 今年の出場者は5人で、特設サイトから事前登録をすると誰でも一般審査員になることができる。一般審査員になると、出場者のプロフィールやブログ形式の投稿を見ることができ、AIチャットでは出場者への質問ができる。コンテストのライブ配信は一般審査員のみ視聴可能で、後日、メールで配信URLが届く。

 コンテストでは、一般審査員の投票数、特別審査員の得票数のほか、投稿の閲覧数、AIチャットが立ち上がった件数を加えて選考。出場者は現在、コンテスト当日に向け、所作やマナー、作文などの指導を受けているという。

 くすのき祭実行委員の学生は「女子大のコンテストは外見でグランプリを決めるイメージを持つ人が多いと思うが、袴コンテストは外見と内面の両方の美しさで評価されるところがほかとは違う。伝統の袴と内面を表現する作文、立ち居振る舞いや所作などがしっかり伝わるようなプログラム構成になっているところも見どころの一つ」と話す。

 開催時間は14時~16時。

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