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東大阪市役所で届け出挙式 「いい夫婦の日」に2組、日本夜景遺産展望フロアで

結婚指輪の交換の後、親族らに指輪を披露

結婚指輪の交換の後、親族らに指輪を披露

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 東大阪市役所本庁舎22階展望フロアで11月22日、2組の届け出挙式が行われた。

誓いの言葉

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 市役所に婚姻届を提出したその日に、庁舎内で簡単な結婚式を挙げる「届け出挙式」。東大阪市では2018(平成30)年12月25日に初めて届け出挙式を執り行った。

 今年の「いい夫婦の日」は大安の日曜で、11月22日に届け出挙式を行うのは今回が初めて。2組を募集したところ、コロナ禍で結婚式ができなかったなどの理由で4組の申し込みがあり、選考により2組の挙式が決まった。

 当日は、野田義和東大阪市長が司式者となり、親族らが見守る中、野田市長の前で誓いの言葉を述べ、結婚指輪の交換、結婚証明書へのサイン、両親への花束贈呈が行われた。

 式を挙げた柴田貴弘さんは「結婚式の予定はなかったが、いい夫婦の日に入籍しようと思っていたところ、父がホームページを見て応募した。最初は緊張していなかったが、お父さん、お母さんの顔を見ているとうるっとして緊張してしまった」と話す。妻の志歩さんは「結婚式はできないと思っていたのでうれしかった。子どもも一人増えるので笑いの絶えない家庭を築けたら」と笑みを浮かべる。

 西田省吾さんと百香さん夫婦は、百香さんの両親が市役所に来た時に届け出挙式を紹介されたことがきっかけだといい、「思った以上にすてきな式を挙げてもらって、東大阪市民で良かった。今回は(挙式)を辞めようかと思ったが、応募して良かった。一生の思い出になると思う」と省吾さん。母親への花束贈呈で涙を見せた百香さんは「今まで両親に迷惑や心配を掛けたけど、感謝の気持ちを伝えられて良かった。花束贈呈の時に今までのことが一度に蘇った。コロナ禍で大変な状況が続いているが、乗り越えられるような家庭を築いていきたい」と笑顔を見せた。

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