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おまけ文化の会が「サブローごまデザインコンテスト」 テーマは「地球」、作品募集

布施小学校4年生の作品

布施小学校4年生の作品

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 NPO法人「おまけ文化の会」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)が現在、「第12回サブローごまデザインコンテスト」の作品を募集している。

回すと違った見え方になり印象が変わる

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 グリコのおもちゃデザイナーとして活躍した宮本順三さんの作品や、宮本さんが収集した世界の民族文化資料を展示する「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の運営支援を目的に、さまざまな文化活動を行うおまけ文化の会。理事長で、折る刃式カッターを製造する「オルファ」創業兄弟の一人である岡田三朗さんが、「作ることの大切さを伝えたい」との宮本さんの思いに共感し、「グリコのおまけにコマが多かったのでコマを作ろう」と、「サブローごま」を考案した。

 サブローごまはビー玉と厚紙を組み合わせたもので、デザイン面が広く、絵を描いたり立体造形物で装飾したりするなど、自由にデザインできるのが特徴。コンテストでは、テーマ部門と自由部門の2部門で作品を募集し、「海」をテーマにした昨年は2部門合わせ348点の作品が集まった。応募者は毎年、幼児から年配の人まで幅広い。

 東大阪市内では毎年11月3日、東大阪で暮らすさまざまな国の人たちと食やステージを通じて理解を深める「東大阪国際交流フェスティバル」が行われているが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。昨年25周年でさまざまなイベントを企画していたが中止となったため、同イベントに毎年参加する同会では今年のコンテストのテーマを「地球」に決め、イベントに参加する予定だった団体に応募を呼び掛けた。

 現在、韓国、朝鮮、中国、フィジー、モンゴルの生徒がいる東大阪市立布施小学校、東大阪朝鮮初級学校、アフリカにルーツを持つ子どもとその親が参加するパフォーマンスグループ・キャラメルキッズ関西などから国際色豊かなデザインの作品が集まっている。市内の高校や大学、施設などのほか、明石市のこども園や松山市の子ども教室、東京のフリースクールなど、遠方からの応募も多い。1月8日現在の応募作品数は210点。

 同館の磯田武士さんは「ダイレクトに地球を表現しているものや、自由部門では鬼滅の刃をイメージしたデザインが多い。今年の作品は、ハートフルなもの、楽しいものを欲している感じがする」と話す。

 応募にはコンテスト用コマの費用を含む300円が必要で、同館への持ち込みと郵送で受け付ける。審査員による審査で受賞者を決め、協賛団体から各賞受賞者に賞品を進呈する。

 作品募集は1月24日まで。

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