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第9回「大阪製ブランド」製品募集 中小企業の優れた製品、府が認定

「第9回 令和3年度大阪製ブランド」製品の募集

「第9回 令和3年度大阪製ブランド」製品の募集

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 大阪府が5月12日、「第9回 令和3年度大阪製ブランド」製品の募集を開始した。

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 「大阪製ブランド」は、大阪府内のものづくり中小企業の優れた技術を活用した製品をブランド認証し、大阪のものづくり力のブランドイメージを高めるとともに自社製品開発の促進を目的に行う府の推進事業。2012年度から2019年度までに98製品を認定した。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で募集を中止。2年ぶりの募集となる。

 認証を受けると、大阪製ブランドのパンフレットやウェブサイトへの掲載をはじめ、プレスリリース、SNSなどでも情報を発信してもらえるほか、百貨店や商業施設での展示販売などプロモーションにも支援がある。展示販売の一例では、今年2月から心斎橋パルコ(大阪市中央区)9階の東急ハンズで「OSAKA PRIDE」を開催。古紙をアップサイクルして作った山陽製紙(泉南市)のレジャーシート「PICNIC RUG」や柳田製作所(八尾市)の工具不要の「マルチ焚火(たきび)台danran」などの認定製品を6月15日まで販売している。

 認証の対象は、大阪府内に本社および製造拠点がある中小企業で、対象製品は応募企業が主体的に企画し、大阪府内で製造された食品以外の最終製品。応募時点で販売可能になっていることも条件になる。

 同事業について大阪産業局の山﨑亜希さんは「BtoCに挑戦することで直接ユーザーの声を聞けることが多く、それが本業に返るメリットがある。応募企業はOEM企業が多く、下請けだけでなく、もう1本の柱を作るためにチャレンジしてもらえたら。製品づくりに生かした技術を発信することで、本業で新規の引き合いが来たこともある」と話す。

 同局の奥野友紀子さんは「応募製品を見て、大阪にこんなものがあったんだと知ることが多い、今回も新しい発見ができれば。熱い思いと自社の技術に自信を持っている企業の応募を」と呼び掛ける。

 締め切りは7月15日。募集概要は大阪製ブランドのウェブサイトで確認できる。

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