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東大阪・布施の「自家製麺うどん屋島」 今夏も冷やし中華うどんお目見え

西本栄治さん、奈緒美さん夫妻

西本栄治さん、奈緒美さん夫妻

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 近鉄布施駅北側の商店街・ブランドーリふせ四番街の「自家製麺 うどん 屋島」(東大阪市足代北2、TEL 06-6782-5005)が6月1日、期間限定メニュー「冷やし中華うどん」の提供を始めた。

期間限定「冷やし中華うどん」

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 西本栄治さん・奈緒美さん夫妻が営む同店。栄治さんの父は紳士服の仕立て職人をしていたが、既製服が台頭してきたことをきっかけに1951(昭和26)年、大阪市生野区でうどん店「屋島」を創業。1980(昭和55)年には2店舗目を布施に開いた。

 栄治さんは1987(昭和62)年に同店で働き始めたものの、近くの店舗面積が広い物件に移転したところ、経費がかさみ閉店に追い込まれた。いったんは勤めに出た栄治さんだが、8年後の2016(平成28)年6月、東大阪市の商店街空き店舗活用促進事業の補助金を活用し、現在の店を開いた。

 店頭では持ち帰り商品を販売し、店内は「父親がやっていたころと同じように家族でできる席数で」と、カウンター10席を設ける。

 毎年6月~10月には、期間限定で5種類の冷たいうどんを提供。2年前にリニューアルした「冷やし中華うどん」(750円)が人気といい、「これを目当てに遠方から来てくれる人もいて、暑くなると『冷やし中華うどんまだ始めないの?』と待ってくれる人も増えてきた」と奈緒美さん。タレは、中華だれとごまだれの2種類を用意する。

 通年で提供するメニューは、かけ(360円)、きつね(450円)、ぶっかけ(500円)、あんかけとじ(670円)、カレー(750円)など、常時24種類のうどんと、ごはん、一品と日替わりうどんをセットにするランチメニュー(610円~、11時~15時のみ)。ご飯類は、かやくご飯(220円)、卵かけご飯(250円)、ミニとり天丼(330円)など。トッピングは、きつねあげ(90円)、温泉卵(110円)、とり天(3個=130円)など16種類。中でも「3種類のカレー粉をブレンドして作るカレーうどんと、ぶっかけうどんとり天トッピングが人気」(奈緒美さん)と胸を張る。

 店を再開し5年を迎えようとしている現在、栄治さんは「以前は数をこなすのが精一杯だったが、今は一つ一つ手間をかけられる。次の日の仕込みもあり6時~23時まで仕事をしているが、自分が小学5年の時から食べてきたうどんを作ることができるので楽しい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~18時。木曜定休。

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