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東大阪・長田に「イタリア食堂 マリーケント」2号店 生パスタをつけ麺スタイルで

店主の川北健人さん

店主の川北健人さん

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 大阪メトロ中央線・長田駅近くに10月8日、「イタリア食堂 マリーケント 長田店」(東大阪市長田西4、TEL 06-4307-6461)がオープンした。

つけ麺生パスタランチ

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 「家族でうどん好き」という店主の川北健人さんによると、父親がうどん教室に通い始めたのをきっかけに家で粉をブレンドするようになり、作ったうどん麺を知人に振る舞っていたところ、イタリアの小麦粉と日本のうどん粉をブレンドした麺が好評を得たという。

 おいしい麺が作れるようになったことから両親は喫茶店を始めようと考え、西九条でかわいい一軒家を見つけたが、「喫茶店で出すにはもったいない。イタリア料理の店にしないかと変わった」と川北さん。イタリア料理をするなら若い人がする方ではいいのではと、当時運送会社に勤務していた川北さんと妹が店を運営することに決まり、2015(平成27)年8月、西九条に1号店を出店した。

 飲食店未経験だった川北さんはシェフを雇用し、メニューを開発。生パスタは父がブレンドした麺を味わってほしいと、イタリア語で「分ける」という意味の「ディヴィーデレ」で提供する。ローマには、チーズと黒コショウをパスタにあえる「カーチョエぺぺ」というパスタ料理があり、同店では、カーチョエぺぺにソースを添えて提供する。

 長田出身という川北さんは「いつかは長田で店をしたいと思っていた」と話す。幼少の頃、同店の上のマンションに住んでいた時期もあり、同店の場所にあった喫茶店にもよく来ていた。喫茶店をやめるという話を聞いた時からここで店をしたいと思っていたといい、その後、ラーメン店が出店し、ラーメン店の閉店後に同店をオープンした。

 内装は、「女性が多いと思っていたのでシンプルにした」と、白を基調とし、アクセントの照明にこだわった。店舗奥には子連れで利用できるよう、キッズチェアを備えた個室を設ける。全42席。店内には、川北さんが好きなビートルズの曲を流す。

 ランチタイムのメニューは、ソースを別添えにした「つけ麺生パスタランチ」(つけ麺生パスタ120グラム、自家製フォカッチャ食べ放題、サラダ=990円)2種と、ランチコース(前菜3種と小さなサラダ、つけ麺生パスタ120グラム、メイン、ドルチェ、ドリンク=2,100円)。日曜は限定カレーパスタが楽しめるカレーの日、水曜は女性限定で一口ドルチェが無料のレディースデー、木曜は男性限定でパスタ大盛り無料のメンズデーを設ける。「西九条の店は女性の利用が8割だが、長田は男性が多く、4割ぐらいは男性」という。

 ディナータイムは、グランドメニュー25種類とその日のお薦め10種類をそろえる。「パスタに具材がのっていて、ソースが別添えのカルボナーラやペスカトーレが人気」という。飲み放題付き3,900円などパーティープランも用意する。ディナータイムの客単価は3,000円程度。

 川北さんは「近くに病院もあるので、デザートなどテークアウトできる商品を増やそうと準備している。モーニングの要望もあるので検討している」と話す。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時30分(新型コロナウイルス感染拡大中は府の要請に従い営業時間の変更あり)。月曜、第1・3火曜ディナータイム休み。

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