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東大阪・旧河澄家で「おかゆイベント」 明治時代の大釜で炊き来場者に振る舞い

1898年ごろに作られたとされる旧河澄家の大釜

1898年ごろに作られたとされる旧河澄家の大釜

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で1月10日、明治時代の大釜を使った「おかゆイベント」が開催される。

旧河澄家の外観

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 近畿大学経営学部峰滝ゼミの学生が同施設の指定管理者であるアスウェルとともに2015年度から取り組む同施設のPRプロジェクト。これまでに、地元特産品の河内木綿を使ったこいのぼり作りや、ハイキングの引率者として枚岡神社や石切劔箭神社、同施設をめぐり解説する史跡ハイキング、石切名物のよもぎうどんを流しそうめんのように流す「よもぎうどん流し」などのイベントを開催し、東大阪の文化の発信に取り組んできた。

 今回は七草粥(がゆ)の風習にちなみ、同施設内に1898(明治31)年ごろに作られたとされる大釜で炊くおかゆを振る舞うイベントを企画。学生の提案で、学生が手作りした漬物と一緒に出す。当日は昔懐かしい正月遊びの体験や、河澄家に伝わる食に関する資料の展示も行う。2年生の川石麻由さんは「3年生から引き継ぎ主担当として企画する初めてのイベント。どのようにすれば地域の方に興味を持っていただけるか打ち合わせを繰り返し企画した」と振り返る。

 当日は、10時~、12時~、14時~の3部制で、定員は各回50人。参加無料。申し込み不要。

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