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東大阪・旧河澄家で「河内の古民家」展 屋根に焦点、ドローン映像も

主屋で使用されていた鬼瓦

主屋で使用されていた鬼瓦

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で現在、企画展示「河内の古民家展」が開かれている。

上空から撮影した旧河澄家の屋根の写真

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 毎年同時期に古民家に関連する企画展示を行う同館。これまで、河内地方の主屋の構造や室内装飾、枯池式枯山水庭園など、毎年テーマを変えて開催。今回は屋根に焦点を当て、17点の展示品とパネルで解説する。

 瓦の展示エリアでは、主屋で使用されていた家紋入りの鬼瓦や奥座敷「棲鶴楼(せいかくろう)」で使われていた瓦などを展示。同館学芸員の道岡陸哉さんは「『吉瓦熊』など刻印の入ったものが4種類あるので見つけてみてほしい」と話す。

 屋根の展示エリアでは、屋根のふき方の種類や型、河内地域に多い大和棟の特徴をパネルで紹介。同館の保存修理工事前、解体中、解体後の写真なども並ぶ。会場では、ドローンで撮影した同館の映像を上映。「普段見ることができない屋根の様子を見ることができる。旧河澄家に来たことのある人にも見てもらいたい」と道岡さん。河内の古民家を紹介するエリアでは、中河内と南河内の古民家14軒をパネルで紹介する。

 1月23日13時~15時には、大阪産業大学デザイン工学部准教授の中川等さん、河内いえ・まち再生会議理事長の小原公輝さんを講師に招き、「古民家再生講座」を開催。古民家の歴史や再生事例、再生技術について解説する。参加無料。オンライン会議ツール「Zoom」でのオンライン参加もできる。申し込みは、電話と問い合わせフォームで受け付ける。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。2月13日まで。

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