プロ野球独立リーグ・BFL(ベースボール・ファースト・リーグ)に加盟する東大阪の球団「06BULLS(ゼロロクブルズ)」が2月9日、本拠地・花園セントラルスタジアム(東大阪市松原南)での練習を開始した。
2011年に発足した同球団は、近鉄バファローズ、西武ライオンズで活躍した元プロ野球選手の村上隆行さんが監督、読売ジャイアンツ、近鉄バファローズなどで活躍した石毛博史さんがコーチを務め、2012年から3年連続優勝。昨シーズンは兵庫ブルーサンダース(三田市)が優勝し、加盟後初めて優勝を逃した。
チームは2月1日から1週間、昨年からサポートする宝塚医療大学(兵庫県宝塚市)のキャンパス内でキャンプ。校舎一棟を借り、柔道場に寝泊まりしながら、前半3日はデータ測定、4日目からはトレーニングを積んだ。
本拠地での練習初日、村上監督は「どこに主眼を置いているかがアバウトになりピリッとしなかった1年。各自が上を目指しているがチーム愛が薄かった。まとめることができなかったのが反省点」と昨シーズンを振り返る。同大でのキャンプは、「個人の足りない部分を強化するためのデータ測定や栄養学などの講義など、今まで知らなかったことを知ることができた」といい、「意識が変われば行動が変わる。自分たちで考えられるようにもっていきたい」と今シーズンを見据える。インタビューの最後には「化けそうな選手もいる。今年は優勝しますよ」と力強く宣言した。
新キャプテンに任命された入団4年目、外野手の軽本翔馬選手は「昨年は今までで一番悪く、何をしてもダメなシーズンだった」と言い、今年はバッティングフォームを変え、大学で測定したデータをもとに個人メニューを組んで取り組んでいるという。「キャプテンに任命されるとは全く予想していなかった。人見知りだし人前で話すのが苦手」と言うが、「自分が引っ張っていくというのではなく、行動で先頭に立っていければ。NPBに入るのが目標なので、ずばぬけた成績で締めくくれるよう臨んでいきたい」と意気込みを見せる。
同球場での2月前半の練習日程は15日・16日・18日の10時~14時。以降のスケジュールは球団ホームページで発表する。