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八戸ノ里のファミーユが仏「パティスリーウィーク」参加 サバラン2種販売

「ケーキとチョコレートの店 ファミーユ」店主の阿部文子さん

「ケーキとチョコレートの店 ファミーユ」店主の阿部文子さん

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 近鉄奈良線八戸ノ里駅近くの「ケーキとチョコレートの店 ファミーユ」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-7710)が現在、「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2024」に参加している。

「レモンとクランベリーのサヴァラン」

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 店主の阿部文子さんは1995(平成7)年、それまで勤めていた会社を辞めて、現店舗の近くに「ファミーユ」を出店。店舗経営の傍らフランスのプロ向けパティスリー学校「ベルエ・コンセイユ」に通い腕を磨いた。「フランスの伝統的な菓子からはそれず、食べてもらいやすい、分かりやすいお菓子作りを心がけている」と阿部さん。2004(平成16)年に現在の場所に移転し、10~15種類の洋生菓子とチョコレート、焼き菓子などを販売している。

 2021年に始まった「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク」はフランス菓子の祭典で、毎年全国から洋菓子店やホテルが参加。その年のテーマに沿ったオリジナル菓子を考案して7月の1カ月間、それぞれの店で販売する。今年は、フランスの伝統菓子「サバラン」をテーマに、過去最多の301店が参加している。

 「サバラン」は、フランスの美食評論家ブリヤ・サヴァランに由来する菓子で、リング上に焼いた生地にラム酒やアルマニャックなどを入れたシロップを染み込ませ、ホイップクリームやシロップ漬けのフルーツをトッピングする。東大阪市内から唯一参加する同店は3年連続で参加しており、今年は「レモンとクランベリーのサヴァラン」「紅茶のサヴァラン」(以上、561円)を販売する。

 「レモンとクランベリーのサヴァラン」は、ラム酒とバニラシロップを含んだブリオッシュ生地をアーモンドダイス入りのホワイトチョコレートでコーティングし、クランベリーのコンフィチュール、レモンクリームの上に、すりおろしたレモンの皮を入れたホイップクリームをのせた。「紅茶のサヴァラン」は、紅茶を入れたブリオッシュ生地に、紅茶のムース、紅茶ゼリー、ミルクチョコレートクリームをのせ、薄くのばした板チョコをトッピングした。

 阿部さんは「レモンとクランベリーのサバランは5月ごろ完成していたが、その後に取りかかった紅茶のサバランは、なかなか味が決まらず苦労した。イベント初日からサバランを目当てに来てくれる人が多く、日頃から利用してくれているお客さまも『今年のテーマは何?』とイベントを楽しみにしてくれていてうれしい」と話す。

 営業時間は10時30分~19時。月曜・火曜定休。7月31日まで。

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