見る・遊ぶ

東大阪・旧河澄家で「書道展」 日下の書家・深川秀鳳さんと生徒の作品57点

小学生の生徒と深川秀鳳さんの作品

小学生の生徒と深川秀鳳さんの作品

  • 5

  •  

 「秀鳳(しゅうほう)書の教室 わくわく書道展」が現在、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で開催されている。

大きなサイズに挑戦した中学生と高校生の作品も

[広告]

 日下地域在住で「秀鳳書の教室」を開く深川秀鳳さんの作品4点と、深川さんに書道を習う生徒の作品53点を展示する同展。深川さんは祖母の勧めで5歳から書道を始め、国際線の客室乗務員や空港でグランドスタッフとして働くようになってから一度は書道から離れたが、世界各国の文化や芸術に触れる中で日本文化の良さを再認識し、退職後に書を学び直したという。

 2008(平成20)年には書道教室を開設し、2015(平成27)年には由源社最高位師範を取得。現在、日下布市教室、布施三ノ瀬教室、新石切教室の3教室で約60人に書道を教えるほか、デイハウス利用者向けの書道教室、旧河澄家での外国人観光客向けの書道体験講師、インテリア書の受注販売、イベント出演など、精力的に活動している。

 同館での書道展は4回目。同展ではテーマを決めず、生徒それぞれが好きな言葉や文字を書く。幼稚園児から90代までの生徒は昨年10月から書きたい言葉や文字を考えて練習を重ね、同展のために表装して作品を仕上げた。

 深川さんは「サッカーが好きな子はサッカー選手、バスケが好きな子はバスケットボール選手の名前を書いたり、小学校高学年は言葉の意味を考えて書いたりしている。字は上手下手ではなく、気持ちを伝えるもの。嫌々書くのではなく、丁寧に楽しく書いてほしいと伝えている」と話す。小学生は作品と合わせ、2025年の目標や夢を書いた色紙も展示する。

 深川さんの作品では、昨年、産経国際書展で巡回展示していた作品や篆書(てんしょ)の作品、実家の仏壇の横に飾っている金の墨で書いた写経などを展示する。

 深川さんは「書道を習っている生徒の家族に見に来てもらい、子どもの成長を見てもらえたらうれしい。私の知人には、こんな書を書いているって知ってもらえたら」と話す。

 開催時間は9時30分~16時30分。入場無料。1月13日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース