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シェ・アオタニと近畿大学がコラボ 農学部生栽培「ICTメロン」のスイーツ

「近大ICTメロンのモンブラン」(写真提供=近畿大学)

「近大ICTメロンのモンブラン」(写真提供=近畿大学)

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 洋菓子店「シェ・アオタニ」(東大阪市西石切町1、TEL 072-982-7546)が7月25日から、近畿大学農学部(奈良市)の学生が栽培した「ICTメロン」を使ったスイーツを期間限定で販売している。

「近大ICTメロンのスペシャルケーキ」

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 近畿大学農学部では、農業従事者の減少や、休耕地、耕作放棄地の増加などの課題を解決しようと、奈良県と連携して「農の入口」モデル事業を展開。農作物の栽培に必要な温度調整や養分供給などの管理にICTを導入し、農業初心者でも容易に栽培を管理できる「なら近大農法(ICT農法)」を確立。同学部農業生産科学科の野々村照雄教授と農学部の学生は、2017(平成29)年度から「近大ICTメロン」を栽培し、2021年からは「近大ICTイチゴ」の栽培にも取り組んでいる。

 シェ・アオタニと同大学農学部は2021年から、近大ICTメロンを使ったコラボスイーツ「幸せを運ぶメロンケーキ」シリーズを共同開発。第5弾となる今回は、「近大ICTメロンのモンブラン」(594円)、「近大ICTメロンのシャーベット」(680円)、「近大ICTメロンのスペシャルケーキ」(2,160円)の3種類を販売する。

 メロンのモンブランは、アーモンドクリームを入れて焼き上げたタルトに、メロンムース、カスタードクリーム、近大ICTメロン、生クリームを入れ、メロンクリームで仕上げた。メロンのシャーベットにはメロンをトッピング。メロンのスペシャルケーキは器がメロンで、スポンジの上にカスタードクリーム、生クリームをのせ、メロンを飾った。

 シェ・アオタニを経営する「心花(ときめき)」社長の青谷展行さんは「近大ICTメロンをふんだんに使いたいのであまり複雑にはせず、ストレートにメロンを味わってもらう商品に仕上げた。近大ICTメロンのモンブランは、学生考案のケーキに少しだけ手を加えた。柔らかく、保形しにくいので、土台にタルトを使った」と話す。

 メロンのモンブランとシャーベットは1日20個限定、スペシャルケーキは1日15個限定。メロンシャーベットは、同店近くにある姉妹店「gelato labo ten(ジェラート ラボ テン)」で金曜・土曜・日曜のみ販売する。

 シェ・アオタニの営業時間は10時~19時。火曜定休。ジェラート ラボ テンの営業時間は金曜・土曜・日曜の11時~17時。販売は7月31日ごろまで。メロンがなくなり次第終了。

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