
ジャパンラグビー リーグワン ライジング第2週の試合が10月4日、東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドで(東大阪市松原南)で行われ、花園近鉄ライナーズがマツダスカイアクティブズ広島に勝利した。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたSA広島のテヴィン・フェリス選手と花園近鉄ライナーズのウィル・ハリソン選手
若手選手や出場機会が限定されている選手の出場機会確保、有望選手の発掘を主な目的に、今年初開催する同大会。カテゴリによる制限を設けず30人まで登録できる一方、選手の成長機会を重視するため、リーグワン公式戦出場回数が15試合以下の選手を5人以上登録することが必要となる。9月下旬から10月中旬に3週にわたり、参加20チームを東・中・西の3エリアに分け、各チームが同エリアの異なるチームと2試合を行う。同大会では順位の決定は行わない。
花園近鉄ライナーズ(以下、ライナーズ)は前半10分、FB木村朋也選手がゲインしチャンスを作り、最後はCTB岡村晃司選手がトライ。SOウィル・ハリソン選手がゴールを決め、7-0と先制。前半21分には追いつかれるも、前半27分、29分、32分にもトライを重ね、28-14とライナーズリードで前半を終了した。後半は両チームとも大きくメンバーを入れ替え、ライナーズは2トライを追加し、42-28で勝利した。
同大会では、両チームのゲームキャプテンが相手チームからそれぞれ1人ずつ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチを選出。ライナーズはSOウィル・ハリソン選手、マツダスカイアクティブズ広島はNo.8テヴィン・フェリス選手が選ばれた。
試合終了後、花園近鉄ライナーズの太田春樹監督は「数名の若い選手が活躍していたので、こういう大会があってよかった。(今日の試合は)コネクションをテーマにしていた。パスのスキルフルなアタックもたくさんあり、練習でやってきたことが出ていたので非常にポジティブだったが、ラインアウトの成功率は低かったので、そこは引き続きやっていかないといけない。(プレシーズンマッチを通して)若い選手もしっかり使いながら経験を与え、成長を促していきたい」と話した。