ニット用糸メーカー「エップヤーン」(東大阪市菱江2、TEL 072-968-8615)が2月20日、自社ブランド「東大阪繊維研究所」の新商品「メイドイン東大阪のカーディガン」の販売を始める。
コットンパーツバージョンの「メイドイン東大阪のカーディガン」
百貨店などで商品を販売する国内大手アパレルメーカー向けのニット用糸などを作る同社。「その糸で生地を作ればいい物ができるのでは」と、2017(平成29)年に高品質Tシャツブランド「東大阪繊維研究所」を立ち上げた。
同社の筒井利彦社長によると、「メイドイン東大阪のカーディガン」の企画が持ち上がったのは2024年春ごろで、「繊維関連企業数社が集まった時に、東大阪には繊維関係の会社がまだ意外とある。みんなで何か作りたいと話したことがきっかけ」という。当初は4社で始め、ジャケットに合わせるトラウザーを作ろうと試作をしていたが途中でうまくいかず、一度は頓挫した。その後、それぞれの人脈をたどって参加企業を6社に増やし、企画からやり直した。
筒井社長は「それぞれ別の製品づくりで付き合いのある企業なので、各社のクオリティーが高いことは分かっている。どのようにすればいいか知恵を出し合い、カーディガンを作った」という。素材とデザインは東大阪繊維研究所、縫製は栗山縫製(近江堂3)、肘当てとポケット上部生地の織りは前田織物(衣摺1)、肘当てとポケット上部生地の染めは福井プレス(西石切町6)、肘当てのレザー部分は金魚製鞄(若江南町1)、刺繍(ししゅう)は大阪被服団地刺繍センター(西石切町7)が担った。
「メイドイン東大阪のカーディガン」は、ワークウエアテイストをベースにシャープさを加えたデザインで、表は光沢のあるリネン、裏はコットンの特殊な生地を使う。肘当てとポケット上部のパーツは、コットンとレザーの2バージョンがあり、サイズはそれぞれメンズのMとL、カラーは、オリーブ、トープ、フラックスの3色展開とした。背面には、東大阪繊維研究所のロゴマークの刺しゅうが入る。価格は、コットンパーツバージョン=4万6,200円、レザーパーツバージョン=5万2,800円。
筒井社長は「今回参加した企業は、プロダクトに対する地元愛を持っている人ばかり。壁にぶつかりまくったが、みんなが最適解を出し、誰ひとりとして妥協することなく完成することができた。どのように作っているか物の成り立ちを知るのが好きな人や、それぞれの会社がどんなことをしているか知りたいと思ってくれるような人に届けたい」と話す。
商品は、東大阪繊維研究所のオンラインストアと直営店で販売する。