近鉄奈良線・若江岩田駅前の東大阪市立男女共同参画センター「イコーラム」（東大阪市岩田町4）で7月3日、職業体験イベント「若江岩田きらり商店街～ぼくも、わたしもお店屋さん～」が開かれた。

アナウンサー体験の様子

　駅南北の異なる商店街の若手商店主らがつながりを持ち、地域を盛り上げようと立ち上げた「若江岩田きらりプロジェクト」が企画した同イベント。「地域の子どもたちにプロの技術を少しでも学んでもらいたい」と、商店やアナウンサーの仕事を体験できるイベントを用意した。

　当日は朝から開場を待つ人の列ができ、会場内には「和菓子屋さん」「パン屋さん」「アイスクリーム屋さん」などが出店。近くに住む小学2年の女児と母親は「キッザニアが好きなので友達ときた。お父さんが1時間前から並んで整理券をもらってくれた」といい、開場と同時に和菓子店のブースでわらび餅のカップ詰め作業と販売に挑戦した。

　ケーブルテレビ「J:COM」のブースでは、アナウンサー体験を実施。キャスター指導の下、リハーサルを行い、子どもたちは原稿を見ながらイベント会場の様子を紹介。テレビ番組のように会場内のモニターに映し出し、友だちや家族らがその姿を笑顔で見守った。

　イベントスペースでは人形劇や体操教室、ゲームなどが行われ、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」も登場。初開催のイベントながら約600人が来場し、盛り上がりを見せた。