東大阪で小中学生「ものづくり体験教室」 ブロック使いクレーンの動きに挑戦

ブロックを使ってクレーンの動きを再現

ブロックを使ってクレーンの動きを再現

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 クリエイション・コア東大阪(東大阪市荒本北1)で8月9日、ものづくり体験教室「ブロックで作ろう オリジナルクレーン!」が開かれた。主催は、製造業向け業務パッケージの開発・販売を手掛けるエクス(大阪市)。

最後はトライくんと記念撮影

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 若い世代の製造業離れが進み、高齢化や後継者不足などの問題を解決する一助になればと、「世界一の技術をたくさん持つ東大阪で、将来を担う子どもたちにものづくりの持つ魅力を伝えたい」と企画した。小学4年生~中学3年生を対象に、ものづくりに大切な「想像」「観察」「体験」「考える」の要素を取り入れたプログラムとした。講師を務めるロボライズ(池田市)の藤保祐樹さんは「ものづくりは楽しいということ、自分で考え自発的に動くことを学んでもらいたい」と話す。

 当日はブロックを使って歯数の違うギアで速度の違いを学び、平ギアやウォームギアなど数種類のギアについて学習。モーターを取り付けた数種類のパーツを組み立ててクレーンを作り、回転やアームの伸び縮み、ワイヤーの巻き取りなど、クレーンのさまざまな動きをブロックで再現した。

 ブロックが大好きでロボット教室などにも通う小学5年男児の母親は「家でもモーターの付いたブロックで遊んでいるが、このタイプは初めてで新しい体験が出来ている。本人も思っていた以上に楽しんでいるよう」と話す。小学4年男児の父親は、「最近はパソコンやタブレットを使った教室が多いので、自分の手で作る体験ができる教室はいいと思い参加した」と言い、傍らで製作をサポートした。

 パーツを作る段階まではテキストが用意されていたためスムーズに作れていたが、途中からは各自で最終形を考えて製作していたため、試しては思うように動かないと悩む児童の姿も多く見られた。児童らは積極的に講師やスタッフに質問し、試行錯誤しながら最後は全員が、それぞれのクレーンを完成させた。

 イベント終了後、児童らは「自分で考えて作るのは難しかったけど、とても楽しかった」「自分で工夫して作って動いたときはすごく嬉しかったけど、めっちゃ疲れた」などと、笑顔を見せていた。

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