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東大阪市役所で防災啓発イベント 津波の高さを体感、避難所運営ゲームも

高さ16.7メートルの津波を体感することができるタペストリーを掲示

高さ16.7メートルの津波を体感することができるタペストリーを掲示

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 東大阪市役所本庁舎1階ロビーで3月10日、「東日本大震災 防災啓発イベント~忘れへんで3.11 もしもに備える日頃の防災~」が行われた。

宮城県東松島市の復興の歩みを写真で紹介

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 東大阪市危機管理室と市社会福祉協議会災害ボランティアセンターの共催で2013年から開く同イベント。当初は復興応援イベントとしていたが、震災発生から6年を迎え、震災の記憶や教訓を風化させないためのイベントとして開催する。

 会場では、宮城県東松島市の震災発生時から昨年までの復興の歩みを写真で紹介。個人から提供された現状の写真なども展示する。読み札を防災に関する内容とし、遊びながら防災の知識を学ぶことができる「防災かるた」や障害者・高齢者向けの防災マニュアル、「新聞スリッパ」の作り方なども紹介した。

 吹き抜け部分には、高さ16.7メートルの津波を体感することができるタペストリーを掲示。「上からの映像では分かりにくいが、見上げることで高さを実感してもらえたら」と社会福祉協議会担当者。会場では、立ち寄った人々が津波の高さを確認するように見上げていた。高齢者や障害者、外国人、ペットを連れた人など、さまざまな人が集まる避難所の運営をゲームで学ぶ「HUG(避難所運営ゲーム)」体験コーナーも設けた。

 「今後も東日本大震災の記憶を風化させず、災害や防災を一人一人の問題として捉えて意識を持ってもらえるように啓発できれば」と担当者。

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