プロ野球独立リーグ・BFL(ベースボール・ファースト・リーグ)に加盟する東大阪の球団「06BULLS(ゼロロクブルズ)」が4月2日の新シーズン開幕を前に3月21日、野田義和東大阪市長を表敬訪問した。
2016年は優勝にあと一歩及ばず、2位でシーズンを終えた同球団。2017年シーズンは選手を大きく入れ替え、元阪神タイガースの坂克彦コーチ兼任選手をはじめ、チームの半数以上となる14人の新入団選手を迎えて挑む。
村上隆行監督は新入団の坂選手を野田市長に紹介し、「一線でプレーしていた選手と一緒にプレーすることで気付きになると思う。ドラフトに指名される選手が出れば、もっと見に来る人も増えるし、シーズンも盛り上がると思う」と話すと、野田市長は「野球はしたことがなくても基本ルールが分かるスポーツ。幅広い層が見て楽しめるスポーツだと思うので、アピールすればファンも増えると思う」と応援し、村上監督が「今年は花園を満員にしたい」と応えた。
キャプテン2年目のシーズンを迎える軽本翔馬選手は「昨シーズンはチームをまとめきれず、あと1勝のところで優勝につながらなかったので、もっと自分を出していきたい」と言い、個人としては、「NPBに指名されるだけではなく、1年目から活躍できる選手になれるよう、今年1年やっていきたい」と目標を掲げる。
村上監督は昨シーズンを振り返り、「ずっと不安を抱えた状態で、選手の人数が足りず課題が残された」というが、今シーズンは「個々のレベルが高くなってチームができて、本来のブルズの野球ができるところまで見えてきている。今年6年目だがゼロからのスタート。本気のブルズを見せていきたい」と力強く話した。
同リーグでは、姫路Go To WORLDが昨シーズンで球団活動を休止し、今シーズンからは和歌山ファイティングバーズが新規参入。三田を拠点とする兵庫ブルーサンダーズには昨年12月、阪神タイガースやニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した井川慶投手が入団するなど話題が多い。
開幕戦は4月2日のアメニスキッピースタジアム(三田市三輪)での対兵庫ブルーサンダーズ戦。ホーム球場の花園セントラルスタジアム(東大阪市松原南1)でのホーム開幕ゲームは9日に行われる。