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東大阪で復興支援「ふっくら布ぞうり」販売 「細く長い支援を」

販売する「ふっくら布ぞうり」

販売する「ふっくら布ぞうり」

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 瓢箪山稲荷(ひょうたんやまいなり)神社で現在、東日本大震災の被災者女性らが作る「ふっくら布ぞうり」を販売している。

男性もはくことができるL・LLサイズの布ぞうり

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 2013年3月、被災地の実情把握のため岩手や宮城の海岸沿いを訪れた同神社の宮司ら。訪問先の宮司の家族が「ふっくら布ぞうり」を作っていたことで、同商品の存在を知った。

 同商品は、「編んでいると気が紛れる」「集中して編んでいる時は嫌な思いをしなくていい」と南三陸で始まったもの。日がたつにつれ新しい仲間ができたり、収益が生活の一部になったりすることなどで、今では新しい生きがいになっているという。その後、陸前高田、石巻、東松島でも講習会が行われて現在は5つのグループが「ふっくら布ぞうりの会」に参加し、作った商品を販売するなど活動の輪を広げている。

 素材には型が古くなって販売できなくなったTシャツやカーテン生地など、提供された綿ニットを使用。プリント生地を使用し一つ一つ手作りしているため、同じものは2つとないという。同神社では今年2月の節分祭で初めて販売し、完売。多くの人が訪れる例大祭に合わせ7月中も販売することを決めた。

 禰宜(ねぎ)の山畑阿登視さんは「被災者支援の一助として、つながりをもったり考えてもらったりするきっかけになれば。細く長く支援を続けていきたい」と話す。

 価格は、Mサイズ=3,000円、L・LLサイズ=3,300円。

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