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花園ラグビー場の廃材使った再生商品開発プロジェクト ぴあと地元企業がタッグ

カワキタの河北一朗社長

カワキタの河北一朗社長

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 東大阪ツーリズム振興機構(東大阪市荒本北1)が7月19日、「東大阪市花園ラグビー場RE:MEMBERプロジェクト」の概要を発表した。

木製スツール

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 チケットぴあ(東京都港区)が手掛ける「RE:MEMBERプロジェクト」の一環。東大阪市花園ラグビー場の改修工事で出た廃材を家具やアクセサリーなどに再生し、「思い出の品」として商品化する。

 同社ではこれまで、企業やデザイナーとコラボし、2014年の国立競技場をはじめ、ホテルオークラ東京、横浜アリーナなどの解体に伴い、シートを使ったスツールやシャンデリアパーツを使ったキーホルダーなどのメモリアルグッズを製作し、利益の一部を社会貢献に還元するプロジェクトを展開してきた。

 今回のプロジェクトは、プロジェクトリーダーを務めるぴあの米村修治さんが「この仕組みを利用してラグビー振興の一助にできないか」と今春提案したもので、「東大阪はものづくりの街なので、東大阪の町工場で作るべき」と、カワキタ(荒川2)に声を掛け実現。第1弾として9アイテムを製作することが決まった。同プロジェクトを西日本のスポーツ施設で展開するのは今回が初めて。

 商品は、カワキタが製作した席番プレート付きのキーケースや名刺入れ、シート座面を使用した時計、ものづくりコンサルティング企業のMPストラテジー(花園東町2)企画のゴールポストをイメージした「H」型の木製脚とシート座面を組み合わせた木製スツール、仁張工作所(水走3)の金属製スツール、山和ワイヤリング(本庄西2)が製作したスタンドのベンチシートを使用した金属製ベンチなど。再生商品の販売は「ぴあ」が担当する。

 仁張工作所の仁張正之社長は「主役は廃材の座面。デザイン案はいくつかあったが、できるだけシンプルで座面が引き立つようこだわった。スツールの脚はラグビー場の椅子の高さと同じ40センチに合わせた」と話す。

 注文受付期間は8月5日~9月30日の予定。

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