近大生が「レモネードスタンド」 売り上げで小児がん患者を支援

キャンパス内でレモネードを販売

キャンパス内でレモネードを販売

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 近畿大学(東大阪市小若江3)で10月17日、学生によるチャリティーイベント「レモネードスタンド」が行われた。

キャンパス内でレモネードを販売

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 レモネードスタンドは、アメリカでがんと闘う少女が同じ病気で苦しむ子どもたちを助けたいと自宅の庭でレモネードを販売して寄付を募った活動が、小児がん患者支援のために子どもが行うチャリティー活動として全米で広まったもの。その活動は日本の自治体や大学などにも広がっている。

 イベントを企画した同大学学友会連合会は学内の部活動のサポートや大学との調整を担う団体で、会議の場で教授から同活動の話を聞き企画。レモネードを1杯100円で販売し、レモネードスタンドジャパンを運営するキャンサーネットジャパンに売上金の全額を寄付する。寄付金は小児がん治療の研究や患者へのウィッグの進呈などに使われるという。

 当日は雨の中、同連合会の学生が「レモネードで小児がん患者を支援しませんか」とキャンパス内の学生に呼び掛けた。レモネードを購入した1年生の学生は、「この取り組みは知らなかったが、小さな積み重ねが助けになるなら今後も積極的に参加していきたい」と話していた。

 同連合会厚生部長で総合社会学部総合社会学科4年生の山田陸さんは「自分も今まで若年層のがんについて考えたことはなく、同じ世代の学生も知らない人が多いと思い企画した。この活動で小児がんや若年層のがんについて知ってもらい、検診を受けるなどのきっかけになれば」と言い、「調べたら社会貢献できるイベントは多数あるので、近大から発信していきたい」と今後の活動にも意欲を見せる。同イベントは18日も開催する。

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