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東大阪市庁舎で市内の式内社探る展示 梶無神社宮司の講話も

市内の式内社のパネルを展示

市内の式内社のパネルを展示

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 東大阪市庁舎22階市民ギャラリーで3月9日、「東大阪悠久の歴史を延喜式内社より探る展示」が始まった。主催は東大阪22会(東大阪市吉田2、TEL 072-962-5470)。

東大阪神社明細帳などの資料を展示

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 市街を見渡すことができる22階からの眺めと、そこから見える東大阪市の文化や歴史を次世代の市民に知ってもらおうと、さまざまな市民活動をするメンバーが集まり結成した「東大阪22会」。これまでに市内の歴史をテーマにしたパネル展や文楽人形展、ものづくりや伝統工芸の匠にスポットを当てた企画展などを開催してきた。

 延喜式は平安時代の律令(りつりょう)の施行細則で927年に50巻が完成。式内社は、巻9・10の神名帳(じんみょうちょう)に記載された神社で、2861社が記載されている。

 同展は、「東大阪市内は神社が多いが、自宅や職場の近くの神社は知っていてもほかはあまり知らないという人が多い。1000年以上の歴史がある式内社を知ってもらおう」と企画した。

 会場では、東大阪市内式内社の社名のいわれや歴史、祭神、祭礼行事などを記載する「東大阪神社明細帳」を展示。「神賑行事調査録」は、各地のだんじりや布団太鼓の制作年や型式、彫刻などの詳細が記載されている。壁面では、同会のメンバーが各神社を取材し、編集した神社の紹介文と写真をまとめたパネルを展示する。

 同会代表の田中勝治さんは「歴史を市民に知ってもらい、今後のまちづくりに思いをはせてもらいたい。貴重な資料もあるので広めてもらえれば」と話す。

 3月14日は、同階のスカイラウンジ22で梶無神社の宮司による講話会(14時~15時)を開く。参加費500円。問い合わせは同会まで。

 開催時間は10時~16時。入場無料。3月19日まで。

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