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宮本順三記念館で「ズンゾ&サブロー絵手紙展」 昭和10年代の生活を絵手紙で

宮本順三さんが中国から息子に送った絵手紙

宮本順三さんが中国から息子に送った絵手紙

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 「宮本順三記念館 豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)ギャラリーで現在、宮本順三生誕100周年記念「ズンゾ&サブロー絵手紙展」が開催されている。

宮本順三さんが中国から息子に送った絵手紙

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 同展では、戦争に向かって日本では物資が無くなり、グリコ天津工場での勤務のため単身赴任をしていたグリコのおまけデザイナー・宮本順三さんが日本に住む家族に宛てた絵手紙31枚を展示。1939(昭和14)年から1944(昭和19)年にかけて送られたもので、工場や街の様子、現地の子どもなど、中国での生活を文章とともに描いている。

 会場には、折り刃式カッターを製造するオルファ(大阪市東成区)相談役の岡田三朗さんが、「戦争体験を伝えたい」と孫に宛てて描いた絵手紙116枚も展示。当時の記憶をたどりながら2008年ごろに描いたもので、印刷所で働いていた時代や「オルファ」誕生など、岡田さんの自分史になっている。孫に送った絵手紙は「サブロー孫への絵てがみ」のタイトルで2005年に出版した。

 宮本さんの長女・樋口須賀子さんは「絵手紙が送られてきた東大阪の自宅は空襲を免れて残っていたので当時の様子をうかがい知ることができた。岡田さんの絵手紙は、内容から苦労されたと思うがカラフルで楽しい絵が描かれている」と話す。

 同館では今月22日、うちわに絵手紙を描いて郵便で送るワークショップ、29日には岡田さんが講師を務める貝殻モビール作りを開催。体験参加費は1,500円。予約が必要。

 開館時間は10時~17時。月曜・金曜休館。入館料は、4歳~中学生=200円、高校・大学生=300円、大人=500円。9月15日まで。

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