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東大阪でAMラジオ工作教室 「ものづくりの楽しさ感じて」

小学生がAMラジオ作りを体験

小学生がAMラジオ作りを体験

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 東大阪市立産業技術支援センター(東大阪市高井田中1)で8月29日、小学4年生~6年生を対象にした「無線って何だ?AMラジオ工作教室」が開かれた。主催は地域経済活動の活性化を図るNPO法人東大阪地域活性化支援機構(荒本北1)。

初めてのはんだ付け

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 東大阪市からの委託事業として2003年から市内の小学校53校の2年生~6年生を対象に、5000人の児童に「モノづくり体験教室」を実施する同団体。「モノづくりの町 東大阪」について地元企業の活動を子どもたちに知ってもらうとともに、道具の使い方やものづくりの基本を教える授業として地域企業が講師となり出張講座をしている。講師企業は、磁石製品メーカーやメッキ加工会社、ネジ製造会社、ひな人形メーカーなど幅広いジャンルの製造業がそろい、現在13のプログラムを用意している。

 夏休みの特別企画として開いたAMラジオ工作教室は、日本無線(本社=東京)が6年ほど前から展開するもので、創立100周年を機に今年は全国で開催。今回は30人の児童と保護者がAMラジオ作りに参加した。最初は、生活の中で使われている電波や「電波・光・音のどれが一番早く伝わるか」などをクイズ形式で紹介するなど、無線に関する知識を学習した。

 その後はラジオ製作に移り、テーブルに並べられたニッパーやラジオペンチ、はんだごてなどの工具や、回路基板、エナメル線、コンデンサーなどの部品について説明。安全ゴーグルを着用してはんだ付けをするなど、サポートスタッフの社員に教わりながら約2時間かけラジオを組み立てた。組み立てが終わった児童らはイヤホンを付け、「聞こえた」と興奮気味に声を上げていた。

 参加した小学4年の高槻杏華さんは「普段からラジオを聞いているので作ってみたくて参加した。はんだ付けが難しかったが聞けてうれしい。おうちでも聞きます」と笑顔を見せた。

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