東大阪市は11月9日、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会での活躍と功績をたたえ、日本代表のトンプソン・ルーク選手と木津武士選手に市長賞詞を贈った。
同市出身または同市に活動の拠点を置き、大規模な世界大会での活躍や市の施策に大きな貢献をした人物に贈呈する市長賞詞。過去には、世界水泳選手権200メートル背泳ぎで銀メダルを獲得した入江陵介さんや、ロンドン五輪で銅メダルを獲得した競泳の寺川綾さんら、12人に交付している。
トンプソン選手は2006年から、同市に本拠地を置く近鉄ライナーズに所属。木津選手は、市立小阪中学校を卒業後、東海大学付属仰星高等学校、東海大学に進学し、現在は神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属。贈呈式で野田義和市長は「ラグビーのまち・東大阪に大きく貢献してくれると期待していた。日本はここまで頑張れるんだと大きな力をいただいた」と2人をたたえた。
木津選手は「そのときはよく分からなかったが、日本の報道を見て歴史を変えられたと印象に残った」、トンプソン選手は「桜のジャージーを着る特別な時間。南アフリカの試合はめっちゃメモリー。特別です」とW杯を振り返る。4年後の日本大会への意気込みを聞かれた木津選手は「今週から始まるトップリーグでまず盛り上げて、地元で出られたら死んでもいいぐらいの気持ちでまずは日本代表に選ばれるよう頑張って、地元で活躍できるよう準備していきたい」と話し、トンプソン選手は「4年後は(自身の出場は)無理。けどすごい応援するで」と関西弁で場を和ませた。