東大阪市役所本庁舎で11月5日、市の魅力と情報を発信する「チーム東大阪アンバサダー」と「ブランドアンバサダーオブ東大阪」の委嘱式が行われた。
各分野で活躍する東大阪市にゆかりのある人物で東大阪市の魅力と情報を発信する「チーム東大阪アンバサダー」には、元ラグビー日本代表の大西将太郎さんとSKE48斉藤真木子さんを任命した。
東大阪市出身の大西さんは、布施ラグビースクールでラグビーを始め、2000(平成12)年、同志社大学在学中に日本代表に初選出された。2008(平成20)年まで通算33キャップ出場。現在は、解説者のほか、ラグビーの普及活動に力を入れる。
中学2年まで東大阪で育った斉藤さんは、2009(平成21)年、SKE48の2期生としてデビューし、2016(平成28)年にキャプテンに就任。大西さんと斉藤さんは今年、若者の定住促進を目的とする市のシティプロモーション動画で共演している。
チーム東大阪アンバサダーに就任した大西さんは「自分が生まれ育って育てていただいた東大阪でこのような役職をもらって光栄。ラグビーを中心に東大阪の魅力を自分なりに考え、みんなで一緒に発信していきたい」と意気込む。斉藤さんは「昨年W杯が盛り上がり、それまでラグビーをあまり知らない若い世代の間でラグビーが知られていく中、花園が出身地の東大阪にあると誇らしかった。名古屋で活動しているが、東大阪を忘れず盛り上げられるよう頑張りたい。新しくできた文化創造館でいつかライブをしてみたい」と笑顔を見せた。
国外に向けて情報を発信するブランドアンバサダーオブ東大阪には、河内花園の「kitchen SAWASAWA(キッチンサワサワ)」(東大阪市花園本町1)オーナーの峯開美(みねひろみ)さんが就任した。
峯さんは大学卒業後、アメリカやカナダに滞在し、ゴスペルクワイアのメンバーとして活動中にタンザニア出身の人と仲良くなり、タンザニアの村に1カ月滞在。屋根のない小学校や先天性白皮症の人を保護する施設の傷んだ床を見たことで帰国後寄付金を募り、再びタンザニアを訪れて寄付金とセメントを届けた。以降、タンザニアとの交流を続け、現地人雇用、ストリートチルドレン撲滅を目標に掲げ活動している。
峯さんは「東大阪のものづくりの技術をアフリカにアピールすることが使命だと思っている。まずは東大阪の人たちにアフリカを紹介し、アフリカに東大阪を知ってもらう草の根運動のようなところから。ティンガティンガと呼ばれるアフリカのアートの展示会を開いたり、音楽やダンスのライブを文化創造館でしたりしたい。東大阪の技術が誇れるものだとアフリカで証明したい」と意欲を見せる。