近鉄奈良線・瓢箪山駅近くの葬儀式場「東阪社マイホール」(東大阪市本町、TEL 072-981-2984)で3月11日、追悼式「東日本大震災から10年 追悼の祈り」が開かれる。
式場を運営する東阪社(昭和町)ではこれまで、3月11日に合わせて全日本葬祭業協同組合連合会が作成した「祈り」のポスターを掲示するだけで、追悼式はしていなかった。今年もポスターの掲示だけを予定していたが、和合健一社長は「新型コロナウイルス感染症の影響で、各地での追悼式や慰霊祭が縮小傾向になるだろう。東日本大震災の発生から10年の節目に当たり、弔いにかかわる葬儀社として何かできないか。このような状況下でも忘れないという気持ちを東北に届けたい」と、追悼式を企画した。
当日は、14時30分~16時30分を3部に分け、開催。献花台を設け、14時46分には黙とうをする。新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため席は用意せず、献花終了後は順次退場となる。
和合社長は「被害にあった方の親族や被災地域と関わりのある人、弔いの祈りをささげたいと思う人々が祈りをささげることで、犠牲になった人々のみ霊を少しでも鎮めることができれば。遠く大阪から皆さんで東北に祈りをささげましょう」と呼び掛ける。