NPO法人「おまけ文化の会」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)が現在、「第13回サブローごまデザインコンテスト」の作品を募集している。
グリコのおもちゃデザイナーとして活躍した宮本順三さんの作品や、宮本さんが収集した世界の民族文化資料を展示する「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の運営支援を目的に、さまざまな文化活動を行うおまけ文化の会。理事長で、折る刃式カッターを製造する「オルファ」創業兄弟の一人である岡田三朗さんが、「作ることの大切さを伝えたい」との宮本さんの思いに共感し、「グリコのおまけにコマが多かったのでコマを作ろう」と、「サブローごま」を考案した。
サブローごまはビー玉と厚紙を組み合わせたもので、デザイン面が広く、絵を描いたり立体造形物で装飾したりするなど、自由にデザインできるのが特徴。コンテストでは、テーマ部門と自由部門の2部門で作品を募集し、「地球」をテーマにした昨年は2部門合わせ、384作品が集まった。
今年は近畿大学(小若江3)文芸学部文化デザイン学科の学生とともにテーマを考え、「コロナ禍である今の状況に光が差すように」との思いを込め、テーマに「光」を選んだ。応募にはコンテスト用コマの費用を含む300円が必要で、「豆玩舎ZUNZO」への持ち込みと郵送で受け付ける。審査員による審査で受賞者を決め、協賛団体から各賞受賞者に賞品を進呈する。
11月21日には、商業施設「フレスポ東大阪」(稲田新町3)2階特設会場で、「地元 東大阪発!親子でつくるアイデア工作」と題し、デザインコンテスト用のサブローごまを作る工作教室を開く。開催時間は11時~16時。参加無料。デザインしたコマは作品として、その場で応募することができる。
12月5日は近畿大学の学生とともにレンタルスペース「ながせのながや」(菱屋西1)で、来年1月16日には東大阪市立児童文化スポーツセンター「ドリーム21」(松原南2)で、サブローごまを作るイベントを開催する。
事務局の磯田武士さんは「いろんな光が集まってくるように、作品をお待ちしている」と応募を呼び掛ける。
作品募集は来年1月16日まで。