近鉄奈良線八戸ノ里駅近くの宮本順三記念館「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)で2月5日、「第13回サブローごまデザインコンテスト作品展」が始まった。
「サブローごま」は、ビー玉と厚紙を組み合わせたもので、折る刃式カッターを製造する「オルファ」創業兄弟の一人である岡田三朗さんが考案。デザイン面が広く、絵を描いたり立体造形物で装飾したりするなど、自由にデザインできるのが特徴。毎年、テーマ部門と自由部門を設け、デザインコンテストを開いている。
今回は、近畿大学(小若江3)文芸学部文化デザイン学科の学生とともにテーマを考え、「コロナ禍である今の状況に光が差すように」との思いを込め、「光」をテーマに作品を募集。幼児から大人まで、テーマ部門124点、自由部門212点の作品が集まった。
事務局の磯田武士さんは「今年はテーマの通り、カラーホイル折り紙やラインストーンを使ったものなど、キラキラした作品が多い。凝ったイラストの作品など、時間をかけて作ってくれているものが多い」と話す。
第6回から同コンテストに作品を寄せている「ボストン・チルドレンズ・ミュージアム」は、コロナ禍で昨年は連絡が取れなかったが、今年はワークショップを開き、作品を提出した。国内では関西のほか、岩手、東京、愛媛からも作品が届いた。
同コンテストでは、賞品を持ち寄った審査員らがそれぞれの基準で入賞作品を選考。17の賞で57点が入り、会場では全作品を展示している。今回は遠方からの参加も多かったため、ユーチューブでも作品紹介を行っている。
開館時間は10時~17時(2月13日は13時~17時)。入場無料。現在、同館の入場には電話での予約が必要。2月13日まで。