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近畿大学近くの「イイエンコーヒー」が新装 ドリップとサイホンでコーヒー提供

オーナーの田中秀幸さんと共同経営者の與久田愛里さん

オーナーの田中秀幸さんと共同経営者の與久田愛里さん

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 近鉄大阪線長瀬駅近くで通称・近大通りにある「イイエンコーヒー」(東大阪市小若江1、TEL 080-5366-3036)が2月21日、リニューアルオープンした。

鶏の和だしキーマカレー

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 田中秀幸さんと與久田愛里さんが共同経営する同店。與久田さんは大学卒業後、コーヒーショップに勤務。いつか独立したいと思っていたといい、「いきなりお店を開くのではなく、車でもない形でコーヒーショップを営業したい」と2019年10月、仕事をしながら土曜と日曜に三輪自転車で移動販売店「イイエンコーヒー」を始めた。

 「店名は『良い縁』と掛けており、アルファベット表記では『iiEN』と小文字のiを使い、人と人をイメージした」と與久田さん。「イイエンって呼んでもらうときに口角が上がってニコッとなる感じ」とも。

 奈良や大阪の知人の店先で営業する中、現在の同店のある場所でタピオカや台湾料理を提供していた店の経営者が帰国することになり、2020年2月、同店をオープン。イメージカラーは明るく元気になる色で2人が好きな色の黄色で、店内は黄色が映えるよう、グレーを基調とした。

 自家焙煎コーヒーは、「飲みやすさを重視し、学生さんにここのコーヒーなら飲めると言ってもらっている。手軽で初めてのコーヒーにこの店を選んでもらえたら」と與久田さん。オープン2カ月で緊急事態宣言が発出されたが「ノーゲストの日はなかった」といい、昨年4月からは週に2日、朝からサンドイッチを販売している。

 與久田さんオープン時からカウンターがほしいと思っていたが、当初は予算が難しく断念。「今なら作れる」とリニューアルを決めた。設計は、フーシャアーキテクチャ(新上小阪)が担当、カウンターは、木製品や家具を製造する虹紙製作所(永和3)が手掛け、長さ4.5メートルのカウンターには新たにサイホンを設置し、ハンドドリップとサイホンで入れたコーヒーを提供する。メニューは、イイエンブレンド(400円)、スペシャリティコーヒー(520円)など。

 リニューアルとともにフードメニューも一新した。「このあたりはカレーを提供しているお店が多く、ちょっとおしゃれなカレーでほかの店とかぶらないようにした。女性一人でも入りやすいお店にしたいと、野菜を多めにしたカレーにした」という。メニューは、「バターチキンカレー」「鶏の和だしキーマカレー」「ガパオライス」(ドリンク付き900円)。カフェメニューは、「とろとろフレンチトースト」(ドリンク付き900円)、「デニッシュトースト」(250円)、「紅茶のアフォガード」(450円)など。

 與久田さんは「この通りはラーメン店が多く、ラーメン店は食べたらすぐに出ないといけない。本などを置いてゆっくりしてもらえる店にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~22時(現在は20時まで)。サンドイッチを販売する火曜・金曜は8時~17時。休業日はSNSで発信する。

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