
大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階のカフェ&展示コーナーが2月26日、リニューアルオープンした。
森林を健全に保つとともに脱炭素社会の実現に向け、2010(平成22)年、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行された。大阪府では、府の有する施設や府の事業で大阪府内産の木材の使用を進めてきたが、事例が少なく、サプライチェーンの構築も未成熟で、木材利用を検討する際に必要な情報が不足していることが課題となっていた。
課題を解決しようと府では、大阪府内産木材を活用した木材利用モデル事業として、大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区)1階の広場「フェスパ」と、大阪府立中央図書館1階のカフェ&展示コーナーを対象に、内装の木質化や木製什器の導入などリニューアル。その過程で得た情報を取りまとめ、職員向けの研修会などを行っていく。
図書館1階のカフェ&展示コーナーは、既存の壁面に沿って杉の角材を積み上げ、書物やパンフレットなどを平置きできる展示棚を設けた「展示ウォール」、柱の周りにベンチ、展示台、カウンターを設けた「まん中ブース」、カウンターを囲うようにコの字型に杉角材を積み上げ、個人の学びや打ち合わせなどに使うことができる「学びパーゴラ」で構成。テーブルやいすを移動することで、展示イベントや講演会、読み聞かせイベントなどにも対応できる。
使用した角材は全て大阪府内産の杉の角材で、テーブルやいすの脚の部分はスチール、テーブルの天板といすの背面、座面の杉板材は99%に大阪府内産を使用。角材は一般に流通するサイズにすることで、再利用や転用できるようにした。
大阪府環境農林水産部 みどり推進室 森づくり課の桃木康行さんは「大阪府内産木材を利用し、木の温かみのあるスペースに整備した。木の良さを感じながら読書を楽しんでほしい」と利用を呼びかける。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。