大阪市営地下鉄中央線・長田駅近くに12月31日、肉料理店「塊肉 石窯焼 肉’s Kitchenきたうち　長田店」（東大阪市長田東3、TEL 06-6748-2929）がオープンした。

店内の石窯

　食肉卸の会社に勤務していた北内毅さんが独立し、1999年に京都に1号店となる焼き肉店をオープン。2001年には牛肉の卸販売を始め、神戸牛をはじめとする全国の銘柄牛を扱う。現在は石垣島の自社牧場で生産する「石垣島きたうち牧場プレミアムビーフ」を販売している。

　6店舗目となる長田店は、半個室のテーブル席と座敷を合わせて96席を設け、座敷は30人まで利用できる。当初は焼き肉店の予定をしていたが、店長の前畑辰也さんが京都店に在籍中にダッチオーブンや薫製器など、さまざまな調理器具を試した後、石窯にたどり着いたことから、塊肉を石窯焼きで提供する店とした。

　メニューは石窯で焼く「本日の塊肉コース」がメーンで、同社社長が開発に携わった「美笑牛（びしょうぎゅう）」のコース（6,264円）、全国各地の生産者から同店がえりすぐった「和牛コース」（8,640円）、「きたうちプレミアムコース」（1万2,960円）の3種類。それぞれ、アミューズ、前菜、サラダ、野菜の石窯焼き、塊肉の石窯焼き、デザートがセットになっている。コースの肉は約150グラム。

　アラカルトでは、美笑牛、まつなが和牛ロース、八重山郷里牛、石垣島きたうち牧場プレミアムビーフを10グラム単位で注文できるようにし、炭火焼き、鉄板焼きで提供する。価格は、美笑牛ロース10グラム＝162円など。サラダ、ライス、スープ、デザートメニューも用意する。客単価は5,000円前後。

　「さらっとした脂で胃もたれしにくい、牛肉本来の赤身の味を追求したのが石垣島きたうち牧場プレミアムビーフ。エサにこだわり、赤身の味が濃く脂の甘さがきわだっている」と前畑さん。「石窯では肉を包み込むように焼くので、うま味を閉じ込める形で調理することができる」と話す。

　近日中にランチタイムの営業を始め、手作りハンバーグ（842円）、日替わりランチ（734円）などを提供する予定。

　営業時間は17時～22時。