ジャック製菓(東大阪市永和3)のラーメンスナック菓子「ヤッター!めん」が、チロルチョコとコラボした。4月11日、コラボ商品の販売が始まった。
チロルチョコ(東京都千代田区)は、チロルチョコの発売60周年を記念し、ノスタルジーをテーマにした夢の駄菓子屋「なつ菓子堂」シリーズの商品を企画。チロルチョコ開発部マーケティング室の川崎佑真さんは「60周年と原点回帰の意味を込め、駄菓子で長く愛されている菓子メーカーに声をかけ、駄菓子の良さを楽しんでもらおうと企画した」と話す。
同シリーズでは、「駄菓子のバリエーションの幅広さを知ってもらいたい」と、ラーメンスナック菓子「ヤッター!めん」を製造するジャック製菓、爪楊枝で食べる「さくらんぼ餅」の共親製菓(愛知県名古屋市)、缶飲料をかたどった容器に入ったラムネ菓子「ミニコーラ」「ミニサワー」のオリオン(大阪市淀川区)、一口サイズのドーナツ「ヤングドーナツ」の宮田製菓(岐阜県各務原市)の4社と商品を開発した。
「さくらんぼ餅」とのコラボ商品は、さくらんぼ風味のチョコの中にさくらんぼ餅をイメージしたつぶグミを入れ、「ミニコーラ」&「ミニサワー」は、ラムネをそのままチロルチョコに入れる。「ヤングドーナツ」は、ヤングドーナツを粉にしたものとドーナツ風味のあんを、ドーナツ風味のチョコで包む。
「ヤッター!めん」とのコラボ商品は、揚げ麺風味のチョコにヤッター!めんそのものを入れる。川崎さんは「ヤッター!めんに合うようにチョコの味を調整し、甘じょっぱさを感じてもらえる。試作で食べた時に、『こんなにヤッター!めんとチョコが合うとは』と衝撃だった」と話す。
ジャック製菓の中野優専務は「他社のキャラクターを借りて自社の商品としてコラボしたことはあるが、お菓子のメーカーとのコラボは今回が初めてで、ありがたいお話をいただいた。企画開発から参加して、どのチョコの味が合うかなど試食したので納得できる商品になった。最初はしょっぱいものとチョコがマッチするのかと思ったが、好きな人ははまるのでは」とほほ笑む。
7個入り=140円。全国のスーパー、コンビニで販売する。