ジャパンラグビーリーグワン2022ディビジョン2の花園近鉄ライナーズ(以下、ライナーズ)が5月14日、ホームスタジアムの東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)でファン感謝祭を行った。
トークショーに登場した高橋虎太郎選手、金子恵一選手、松岡勇選手
ライナーズは5月8日、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で行われたディビジョン2順位決定戦第3節で三菱重工相模原ダイナボアーズに勝利し、ディビジョン2優勝と来季のディビジョン1昇格を決めた。
ファン感謝祭にはファンクラブ会員581人が参加。始めに選手が入場し、野中翔平キャプテンが「チームのスタッフとファンの皆さまに支えられて過ごせた1年だった。来シーズン、ディビジョン1に上がって相手のレベルももちろん上がる。その中で自分たちのライナーズスタイルのラグビーを通して皆さんと感動を共有できたらと思っているので、来シーズンも変わらぬ大きな声援をよろしくお願いします」とあいさつした。
シーズンを振り返るトークショーには、100キャップ出場を果たした松岡勇選手と、金子恵一選手、高橋虎太郎選手が登場。第2部のトークショーには、ウィル・ゲニア選手、クウェイド・クーパー選手、片岡涼亮選手が登場し、小雨の降るなか行われたトークショーでクーパー選手は「こんな天候の中これだけ集まってくれるのは世界一のファンがわれわれにはついているということ」と前置きし、ファンからの「ウィルとクウェイドは来年もいてくれる?」という質問に、「います」と答え、会場を沸かせた。
その後は、クイズ大会「ライナーズ検定」やスペシャル抽選会、ライナーズのオフィシャルサポートソング「チャンピオンシップ」を歌うHAND DRIPのライブなどが行われ、最後には才田修二選手、豊田大樹選手、前田龍佑選手、レイルアマーフィー選手、シラ・プアフィシ選手、尾上俊光選手、サム・トムソン選手、矢次啓佑選手、トゥキリロテ選手9人の退団を発表。笑いあり、涙ありのセレモニーとなった。
野中選手が冒頭、「この1年間あまり交流できなかったので、今日は交流していけたら」と話していたように、会場では、選手やスタッフによるラグビー体験、即席サイン会、写真撮影なども行われ、4時間にわたり行われたファン感謝祭の最後は、会場出口で選手が花道を作り、ファンを見送った。