長崎県・五島列島の産品を試食・販売する「五島産品フェア」が10月1日、近鉄布施駅近くの「街の駅 クレアホール・ふせ」(東大阪市足代北2)で始まった。主催は五島市(長崎県)。
NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の放送開始(10月3日)に合わせ、いずれもドラマの舞台になる五島列島と東大阪のつながりを深めようという同フェア。第1弾となる今回は、五島産品の試食・販売を行う。
同フェアでは、五島うどんやかんころ餅の試食、五島伝統の「バラモン凧(だこ)」をラベルにデザインした焼酎「五島バラモン」の試飲などを用意。販売コーナーでは、五島うどんセット(500円)や揚げ天(180円)、さば生節(150グラム=500円)、真アジ一夜干し(ミリン2尾=550円)、かんころ餅(600円)などを提供する。
五島市役所福岡事務所の小倉正蔵所長は「五島は、牛、豚、鶏、魚、野菜など産品が豊富。原料の麦、芋、水の全てが五島産の焼酎のほか、10年ほど前からは地元産のブドウを使う五島ワインの生産も始まっている」と話す。
ドラマのキーアイテムとして登場する「バラモン凧」は、「『バラモン』は『元気』『活発』の意味があり、男児の節句に用いられるほか、縁起物としてお店のオープンの時などにも贈られる」という。会場には小さいサイズのバラモン凧を展示する。
小倉所長は「西九州新幹線が開業したほか、島内でも2つのホテルが開業するなど、受け入れ態勢が整った。朝ドラを五島に来てもらう起爆剤にできれば」と期待を寄せる。
開催時間は11時~17時。10月3日まで。
布施商店街内の飲食店が五島産の食材を使ったメニューを提供する「五島メニューフェア」も開催している。10月31日まで。