「第40回 土曜夜市」が7月22日、近鉄布施駅南北の商店街で始まった。
「布施の商店街を知ってもらい、日頃から足を運んでもらうきっかけになれば」と、駅周辺の商店街と小売店舗が企画し、1980(昭和55)に始まった同イベント。毎年7月から9月の土曜に布施駅南北の商店街に模擬店が出店し、多くの親子連れでにぎわう。
同イベントは露店業者を入れず、商店街組合員や商店街の店舗が企画・運営しているのが特徴。子ども向けの遊戯屋台は子どもの小遣いでも楽しめるよう100円~300円程度に設定し、くじ引きは当たりが出やすいようにするなど工夫しているという。
4年ぶりに開催した今年1回目の土曜夜市はこれまでより1時間繰り上げ、18時に始めた。準備中から人が集まり始め、「街の駅クレアホール・ふせ」(東大阪市足代北2)前の似顔絵うちわや輪投げ、ジャパンラグビーリーグワン「花園近鉄ライナーズ」とサッカーJ3「FC大阪」のスポーツ体験ブース、商店街内のくじ引きブースなどには長蛇の列ができ、大人は飲食店前のグルメやビールを楽しんでいた。
布施商店街連絡会の加茂守一会長は「これまでは商店会の会員が遊戯屋台などを出していたが、会員が少なくなり、遊戯屋台は少なくなった。代わりに自分の店の前で食べ物や飲み物を販売する人が増えるなど、今までとは少し形が変わってきたが、4年ぶりの開催でこれまでより多くの人が来て喜んでくれた」と話す。
開催時間は18時~21時(一部19時から)。今年は、8月5日・19日、9月2日に開催する(8月5日は、フラワーロードほんまち、グリーンの町中央会での開催はなし)。