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東大阪の福井プレスで「染め職人体験」 色あせたTシャツが鮮やかに

ワークショップで染めたタイダイ染めのTシャツ

ワークショップで染めたタイダイ染めのTシャツ

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 染色・クリーニングなど繊維加工を手がける「福井プレス」(東大阪市西石切町6)で8月27日、夏のワークショップ「染め職人体験」が行われた。

サンプルを見ながら色の組み合わせや模様を考える

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 1938(昭和13)年、クリーニング工場として創業した同社。2003(平成15)年にはアパレルメーカーのサンプル品など小ロットの染色加工を始め、2010(平成22)年には個人向けの衣類染め直しサービス「染め直し屋」の運営を開始。2019年からは、賞味期限の切れたコーヒーやドリップ後のコーヒーのかす、クラフトビール醸造所から出る麦芽、母の日の後に売れ残ったカーネーションなど、廃棄物で染める「廃棄物染め」にも取り組んでいる。

 同社では一般向けに、タイダイ染めやコーヒー染めなどのワークショップを開いている。8月27日は古くなったTシャツを持ち込んだタイダイ染め体験が行われた。

 タイダイ染めに向いているのは、綿または麻100%の白いアイテムで、当日は3着のTシャツが持ち込まれた。参加者は用意された8色の染料の中から好みの2~3色を選んだ後、トルネードや絞り染め、ランダム模様、しま模様など、どのような模様にしたいかに合わせてそれぞれの縛り方を学び、好みの模様が出るよう輪ゴムで縛る作業を行った。

 その後は工場に移動し、指導を受けながら染料をかけていく。色を定着させる間は職人の案内で工場を見学した。

 ワークショップに参加したヨガインストラクターの40代女性は、「Tシャツを処分しようと思っていた時にSNSでこのワークショップを見つけ、染めてもう一度着られるなら最高と思って参加した。こんなにかわいくなると思わなかったので、Tシャツが生き返ってめっちゃテンションが上がった。またやりたい」と笑顔を見せる。一緒に参加した50代の女性は「どうやって染めるのか想像できていなかったが、詳しく説明をしてもらって分かりやすかった。絞りがどう出るのかなどワクワク感があり、いい仕上がりになってうれしい」と満足そうに話していた。

 次回は9月24日、巾着バッグやトートバッグを推しの色に染めるタイダイ染め体験「推し活ワークショップ」を開く。開催時間は、10時~12時、14時~16時の2回。参加費は3,800円(アイテム持参の場合400円引き)。9月17日までに要申し込み。

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