大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)で2月27日、講演会「伝統の技を未来へつなぐ 町工場の挑戦」が開かれる。
同館1階企画展示エリアでは1月15日から、「日本の文化」をテーマにしたメード・イン・ジャパン関連資料を集めた展示を開き、「日本の伝統工芸」「日本の製造業」「日本の文化コンテンツ」の3部構成で約450冊の書籍や関連資料を紹介してきた。
2月からは、浪華本染め(なにわほんぞめ)ゆかたの日傘や手ぬぐい、大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)などの伝統工芸品を展示し、展示物を入れ替えながら紹介する。
関連イベントとして開く同講演会では、講師に、木製建具や家具の製造販売を手掛ける種村建具木工所(大阪市)の新規事業担当役員・種村貞子さんを招く。
1956(昭和31)年創業の同社は、2010年には種村さんが企画・発案した新事業「彩り障子」シリーズの販売を開始。「彩り障子」は、伝統の木組み技術と色や柄の付いた和紙を組み合わせたもので、住宅や店舗などで和モダンな空間を創出する建具として使われている。2014年には大阪府より「大阪製ブランド」の認証を受けた。
当日は、ものづくりの魅力や製品へのこだわり、経営の秘訣(ひけつ)などを話す予定。同館担当者は「普段図書館に来られない方も、ものづくりに興味のある方にぜひお越しいただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~15時30分(見学会は15時45分から30分程度)。入場無料。申し込みは同館まで。締め切りは2月26日。