第103回全国高校ラグビー大会が12月27日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で開幕した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、前回大会まで行われなかった開会式が4大会ぶりに行われ、出場51チームが高校ラグビーの聖地・花園で整列して行進した。
選手宣誓は秋田工業高校の大沢空主将が務め、「我々選手一同は、先輩ラガーマンが102回つないでくれたこの高校ラグビーの歴史に感謝しています。新型コロナウイルス、4年間悔しい思いをした先輩たちの姿を見てきました。今、こうして開会式ができることに喜びを感じています。秋にはラグビー日本代表の皆さんがワールドカップで日本中に勇気や感動を与えてくれました。その選手たちが活躍したこの聖地花園で、見ている方々の胸が熱くなるようなプレーをします。今日、全国から集まった仲間と、日ごろから応援くださる方々に感謝の気持ちを込めて、私たちにしかできない最高の103回大会にし、高校ラグビーの歴史をつなぐことをここに誓います」と、堂々と宣誓した。
27日は1回戦9試合が行われ、同大会史上初めて合同チームで出場した若狭東・敦賀工業高校(福井)は目黒学院高校(東京第2)と対戦し、7-62で敗れた。
試合は、27日・28日に1回戦を行い、30日に2回戦、1月1日に3回戦、3日に準々決勝を行う。関西大学北陽高校(大阪第1)、大阪桐蔭高校(大阪第2)、東海大学付属大阪仰星高校(大阪第3)は30日に登場する。準決勝は5日、決勝は7日。