英田北留守家庭児童育成クラブ(東大阪市立英田北小学校内、東大阪市松原1)とトンガのババウ諸島ネイアフにあるトンガサイドスクールの児童が3月26日、オンライン国際交流会に参加した。
通訳を務めた元ラグビー日本代表のラトゥ ウィリアム志南利さん
今回のオンライン国際交流会は、同じ年代の子どもたちが海外の文化や多様性、生活や習慣を学び、豊かな心を育むことを目的に、トンガラグビー協会メディアチームが企画。トンガと日本はつながりが深く、特にラグビーでは、日本代表チームでトンガ出身選手が活躍している。
ラグビーW杯2019日本大会でトンガ代表は、東大阪市花園ラグビー場(松原1)で2試合、昨年のリポビタンDチャレンジカップ2023でも日本代表とトンガ代表の試合が同ラグビー場で行われたことなどから、交流会はラグビーのまち東大阪の小学校の学童保育で行うことが決まった。同交流会の開催には、在トンガ王国大使館、トンガ王国教育省などが協力。同協会によると、トンガの小学生と日本の小学生のオンラインでのリアルタイム交流会は日本で初めてという。
同交流会には、トンガの小学1年から3年の児童約100人、英田北留守家庭児童育成クラブ1年から6年の児童約50人が参加。元ラグビー日本代表で日本トンガ友好協会(熊谷市)代表のラトゥ ウィリアム志南利さんがオンライン通訳を務めた。
交流会では始めに数人ずつが、名前や年齢、好きな食べ物、趣味などを話し、トンガの小学生は歌とダンス、日本の小学生は校歌の合唱やリコーダーの演奏、けん玉、立体パズルなどの遊びをそれぞれ披露。最後は、どんな遊びをしているか、好きな食べ物や楽器、スポーツ、服装についてなど互いに質問をし、理解を深めた。
参加した小学5年の児童は「前に学校でマダガスカルとオンラインで交流した時は見ているだけだったけど、今日は話ができて良かった。草のような衣装を着ていたのが印象に残った」と話す。
企画した同協会メディアチームのMasaaki Bingoさんは「今後、中学生同士や高校生同士の交流会をしていけたら。ほかの小学校でもやってみたい」と話す。