ものづくり体験イベント「SAKURA祭り2024」が4月6日、サクラテック(東大阪市川田3、TEL 072-984-1234)で開かれる。
1939(昭和14)年創業の亜鉛めっき鉄線メーカー「サクラテック」が主催する同イベント。以前から同社の従業員が旧大阪工場の桜の下で花見をしていたことや、現在の本社・倉庫スペースの近くにサクラが咲く吉原公園があることから、地域の人たちに会社をもっと知ってもらうため、花見の規模を広げて会社主催の祭りをしようと昨年、「SAKURA祭り」を初企画。消費者や東大阪市内企業に同社の事業を知ってもらい、来場者同士が交流することで街の活性化につなげることを目的に、企業1社、アーティスト、キッチンカーを招き、一般向けのイベントを開催した。
今年は、市内事業者が作った製品を東大阪市がブランド認定する「東大阪ブランド」認定企業や、東大阪市内で毎秋開催するオープンファクトリーイベント「こーばへ行こう!」の会員企業に1社ずつ声をかけ、ものづくり企業・団体24者が会場での出展や協賛で参画。開催規模を拡大し、500人の来場を目指す。
会場で展開するゲームやワークショップは参加企業の製品の特長を生かしたもので、ほとんどが同イベントのために開発したもの。ゲームは、円筒研磨加工を専門とする面本(おももと)研磨(喜里川町)のイカ釣り用浮きスッテを使うマグネットフィッシングや、若井産業(森河内西1)のクギとサクラテックの針金を使う輪投げ、ひし形金網の共和鋼業(水走5)の金網を登るアスレチックなど。
ワークショップは、段ボール工作やストリングアート、ペーパークラフト、ワイヤアートなどを用意する。ワークショップはそれぞれ参加費が必要で、会場で随時参加を受け付ける。段ボールメーカーのマツダ紙工業(衣摺5)が開催する「ダンボール大相撲」のみ事前予約が必要。ゲームとワークショップの8コンテンツを対象に、ものづくり関連商品を進呈するスタンプラリーも開催する。
展示物では、傘メーカーのカムアクロス(吉田本町1)のアンブレラアートや、マツダ紙工業のダンボールカー、栄紙業(西堤本通東1)の技術でつくる大きな立体の紙製ゾウなどを用意する。
同社COOの中村貴広さんは「子どもも大人も遊んで学んでものづくりを楽しんでほしい。ゲームやワークショップ、アート、キッチンカーなどコンテンツ盛りだくさんでお待ちしているので、学びと刺激にあふれる1日を過ごして」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。