クレーンゲームの景品やカプセルトイの企画・製作・販売を手がけるピーナッツ・クラブ(東大阪市御厨南2)が4月16日、カプセルトイ「JALECO ゲームカセットマスコット」の販売を始めた。
1958(昭和33)年、吉名工作所として創業した同社。1971(昭和46)年に吉名電工を設立し、1986(昭和61)年に現在の社名に変更。玩具やファンシー雑貨の小売りに業態変更し、1992(平成4)年にアミューズメント業界に参入した。クレーンゲームの景品ではユニーク雑貨や自社ブランド商品が多かったが、キャラクターグッズや「推し活」の人気から2019年にライセンス事業部を立ち上げ、2021年からはカプセルトイ向けの商品も手がけている。
カプセルトイ新商品の「JALECO ゲームカセットマスコット」は、同社「JALECO」シリーズ商品の第2弾で、ジャレコのゲームカセットを3.5センチ×5.5センチのミニチュアで再現した。広報の三上紅美子さんは「今は何でもカプセルトイになっている。トレンドの中にレトロゲームがあり、昔のゲームの互換機も売れているので、レトロゲームをカプセルトイ商品にしたらいけるのでは、と企画した」と話す。
ラインアップは、「忍者じゃじゃ丸くん」「燃えろ!!プロ野球(赤)」「燃えろ!!プロ野球(黒)」「エクセリオン」「シティ コネクション」の5種で、「カセット上部のJALECOのロゴや溝、表面タイトルや裏面の遊び方を書いたシール、中の端子まで、限りなく当時のカセットに近づけて再現した」と三上さん。カセットのミニチュアだけでなく、「当時のゲームを思い出せるのでは」と、登場キャラクターやゲーム画面をデザインしたアクリルチャームを付ける。
三上さんは「ライセンス事業部立ち上げ当初は専属部員がおらず、専属社員が配置されたのはごく最近。まだ小さいチームだがカプセルトイ事業の伸びがいいので、5月以降、新商品を増やしていきたい」と意気込む。
価格は400円。全国のカプセルトイ売り場で順次展開する。