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東大阪・長瀬に間借りカレー「HORO」 スパイス調合の楽しさ覚え、開業

「炭焼屋 二ノ道」を間借りして営業するカレー店「HORO」

「炭焼屋 二ノ道」を間借りして営業するカレー店「HORO」

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 近畿大学近くの間借りカレー店「HORO」が「炭焼屋 二ノ道」(東大阪市小若江4)で間借り営業を始めて1カ月がたった。

13種類のスパイスを使うチキンカレー

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 フリーランスのITエンジニアだったHORO店主の水澤優里さん。スパイスカレーを作り始めたきっかけを「衝撃的なカレーに出合って通っていたが、その店が移転することになり、その味が食べられなくなるならと自分で作ってみた。スパイスの配合をこう変えたらもっとおいしくなる、という過程が楽しく、趣味で作った延長ではなく、自分がお金を払って食べたいと思えるスパイスカレーを目指すようになった」と振り返る。

 昨年春ごろには店を開こうと思うようになった水澤さん。その年の夏、自身が客として通っていた「炭焼屋 二ノ道」のオーナーに間借り営業をさせてほしいと打診した。「まだカレーを食べてもいないのに面白いと言ってくれて、店を出す上でのアドバイスをしてくれたり、試食会を開いてもらったりするなど助けてもらった」と感謝する。10月ごろにはメニューが完成に近づき、12月でITエンジニアの職から離れた。

 「カレーの具材をホロホロになるまで煮込んで作るカレー」から店名を「HORO」とし、4月8日にオープン。チキンカレー、ポークカレー(以上、1,000円)、あいがけカレー(1,100円)の3つのメニューでスタートした。

 「ポークカレーには9種類の、チキンカレーには13種類のスパイスをそれぞれ使っている。チキンカレーは無水調理で濃厚な味」と水澤さん。米はジャスミン米を使い、「炊飯器で炊いたらおいしくなかったのでガス火で炊いている」という。副菜はクセがないものにし、ポークカレーにはマーボー春巻き、チキンカレーとあいがけカレーにはクリームチーズ鶏春巻きをトッピングした。

 オープンして間もないが、5月には他店とのコラボ営業が2つ決まっている。水澤さんは「イベントの準備に当たりながら、店の日替わりメニューやトッピングを試行錯誤しながら考えているところ。ゆくゆくは間借りを卒業して自分の店を持ちたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~14時。学生はライス大盛り無料。テイクアウトは容器代100円が別途必要。営業日はSNSで告知する。

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