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河内永和に「Trustea cafe」 古い物に囲まれた空間でカレーとスイーツ提供

「Trustea cafe」店主の山下洋子さん

「Trustea cafe」店主の山下洋子さん

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 「Trustea cafe(トラスティ カフェ)」(東大阪市永和1、TEL 070-8964-0207)が5月23日、近鉄奈良線河内永和駅・JR河内永和駅近くにオープンして6カ月を迎える。

ランチで提供する「スパイシーカレー」

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 カフェに約10年勤務していたという店主の山下洋子さん。菓子作りが好きで、カフェでもスイーツを作っていた。自分の店をしてみたいと昨年9月に仕事を辞め、元喫茶店だった現在の物件に出合った。山下さんは「河内永和に来たことはなかったが、古い物が好きでガラスの感じなどが気に入ってすぐに決めた」と話す。

 「昭和レトロなゴールドの壁紙から白い壁に変え、使える物は残して清潔感のある内装にした」と山下さん。玄関ドアはトイレのドアに活用し、食器棚は以前の店の物を使っている。店内は白と木目調でまとめ、家具はビンテージ物を探し、好きな観葉植物を飾る。店舗面積は56平方メートル。席数は10席。食器は、障害者支援施設「信楽青年寮」(甲賀市)が作った白い食器でそろえ、「販売することで少しでも支援になれば」と、コーヒーカップとティーカップ(各800円)を仕入れて販売もしている。

 ランチメニューは8種類のスパイスを使った「スパイシーカレー」(1,000円)。「辛すぎず、野菜の味が分かるカレー。十六穀米を使っていてしっかりかんで食べてほしいので、パリパリ食感のレンコンやサラダなどを合わせた。見た目がきれいになるように心がけている」と山下さん。テイクアウト予約は電話とSNSで受け付ける。

 スイーツは、シフォンケーキ(450円~)、バスクチーズケーキ(450円)、キャラメルバナナパウンドケーキ(500円)など、季節に合わせて日替わりで4~5種類用意する。山下さんは「ケーキ類はあまり砂糖をいれず、くどくならないようにしている。生クリームもおいしいと言ってもらえる」と話す。

 ドリンクは、スペシャルティコーヒー専門店「焙煎香房シマノ」(大阪狭山市)のコーヒー(450円)、季節の紅茶(480円)、丹後ジャージー牧場(京丹後市)の「ミルクピス」(450円)など。山下さんによると、低脂肪乳に乳酸菌を入れて発酵させた「ミルクピス」は、水やソーダで割ったらさっぱりと、牛乳で割ったら濃厚な味が楽しめるという。「もともとミルクピスが好きで、店で出したかった」と話す。

 「オープンから半年、数は多くないが、何度も来てくれる方や一人で来て本を読んでゆっくりしてくれる方がいてうれしい」と山下さん。「最近ではテントやテーブルを買いそろえ、商店街のイベントにも出店した。2階にも畳の部屋があるので、4人~10人のグループに1日1組限定で使ってもらえるようにできればと考えている。一人でできる範囲で広げていけたら」と話す。

 営業時間は11時~17時。日曜定休。

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