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河内永和の「東横INN東大阪」敷地内に複合施設 イタリアンカフェや保育所

「東横INN東大阪scrum」外観

「東横INN東大阪scrum」外観

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 東横インが運営する複合施設「東横INN東大阪scrum(スクラム)」(東大阪市荒川3)が7月3日、オープンした。

イタリアンカフェ「scrum Lino」で提供するマルゲリータと「24ヶ月熟成の生ハム」

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 東大阪市旧荒川庁舎敷地と旧教育センター敷地活用事業の一環。「東横INN東大阪」は、JRおおさか東線「JR河内永和駅」と近鉄奈良線「河内永和駅」の両駅前で営業するホテルで、当初は客室数873室の計画だったが、建設時は新型コロナの影響で観光需要が見込めなかったため、ホテルの宿泊受け入れ規模を231室に縮小。地域連携を望む同社に市から「地域の人が使える施設を」と要望があったことから、敷地内に複合施設を建設することが決まった。東横インがホテル以外の施設を運営するのは初めて。

 同施設1階には、同ホテル客室のシーツやタオルなどの洗濯・仕上げを行うリネン工場、宿泊客以外も利用できるコインランドリー、イタリアンカフェ「scrum Lino(スクラム・リーノ)」、2階には企業内保育所を設ける。顧客満足推進本部主任の荻久保美紀さんは「周辺にもコインランドリーはあるが、駐車場付きのコインランドリーはこの辺りにはない。大きな物を持ち込む時など便利に使っていただけるのでは」と話す。

 「スクラム・リーノ」は、奈良のレストランカフェ「リーノ」(奈良市)の2号店。リーノのオーナーと以前同じ飲食店で働いていた植地浩樹さんがシェフ兼店長を務める。ナポリピザがメインで、マリナーラ(1,000円)、オルトラーナ(1,300円)、クワトロフォルマッジ栗はちみつ付き(1,700円)など8種類。パスタ(1,000円~)、前菜4種を盛り合わせた「シェフのおすすめプレート」(1,000円)、アラカルトなどを用意する。ドリンクは、イタリアで誕生した生ビール「ぺロー二」、グラスワイン(以上500円)など。

 「市外から来た人に東大阪を感じてもらいたい」(荻久保さん)と、古材を活用したパレットハウスジャパン(水走)のテーブルを設置。席数は、カウンター席10席、テーブル席26席。植地さんは「宿泊する人だけでなく地域の人にも、少しぜいたくしたい日などに利用してもらえたら」と話す。営業時間は11時~21時。

 2階の企業内保育所は、正社員やパート従業員のほか地域の人も利用可能で、アートチャイルドケア(東京都品川区)が運営。同フロアには、子ども食堂用のスペースも設ける。

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