IDEABLE WORKS(アイデアブルワークス、京都市)が現在、東大阪の町工場をアーティストに開放し、創作活動を支援するプロジェクト「アーティスト・イン・ファクトリー東大阪2024」の参加アーティストを募集している。
2025年大阪・関西万博に向け、大阪府が大阪文化資源魅力向上事業の一環として実施する同プロジェクト。町工場から生まれるアート作品を東大阪ならではの新たな文化資源と位置付け、観光コンテンツとなることを目指す。
同プロジェクトをプロデュースするIDEABLE WORKSは、金型や照明器具の設計・製造などを手がける盛光SCM(東大阪市岸田堂西2)内に大阪オフィスがあることから、これまでも工場開放イベント「オープンファクトリー こーばへ行こう!」の開催に関わっていた。アーティスト支援プラットホーム「HACKK TAG」を運営するIDEABLE WORKSは昨年度、同プロジェクトを初企画し、東大阪市内の3社の工場で行った。
同プロジェクトでは9月から1社の工場に1人のアーティストが滞在し、各工場の価値観や社長が掲げるビジョンを工場内で発生する廃材を活用したアップサイクルアート作品として1作品以上制作する。滞在先の企業は制作支援として、アーティストに活動支援金20万円を支払う。完成した作品は、今年12月ごろに東大阪市内の文化財施設で開催するイベント会場で展示する予定。
滞在先となる企業は、精密板金加工の「水野製作所」(中石切町6)、亜鉛ダイカストの「畑ダイカスト工業」(同)、スチール製家具製造の「摂津金属工業所」(加納4)、高圧ガス・配管アセンブリ加工の「マツヤ産業」(西堤学園町1)、線材メーカーの「サクラテック」(川田3)、ねじ・くぎメーカーの「若井産業」(森河内西1)、ホイールメーカーの「ワーク」(長田西4)。
応募資格は主に芸術分野で活動をしている人で、国籍、年齢、プロ、アマチュア、個人、団体は問わない。応募には「HACKK TAG」へのアカウント登録が必要。募集は8月2日まで。