こーばへ行こう!実行委員会が8月20日、「オープンファクトリー こーばへ行こう!2024」公式マスコットキャラクターを発表した。
「オープンファクトリー こーばへ行こう!2024」公式マスコットキャラクター「ねじ~るくん」
東大阪市都市ブランド形成推進事業の一環として2018(平成30)年、金型や照明器具の設計・製造・販売を手がける盛光SCM(東大阪市岸田堂西2)と東大阪市、近畿大学(小若江3)による産官学連携事業で始まった同イベント。住工混在の街で製造現場を一般に開放し、何を作っているかを知ってもらって、ものづくりの魅力と楽しさを体感してもらう機会を創出している。
年々参加企業数は増え、今年は約50社が参加を予定するなど規模は拡大しているが、同実行委員会事務局の川井彩子さんによると「昨年、市が行ったアンケートでは、こーばへ行こう!を知っている人は満足度が高くリピートにつながっているが、こーばへ行こう!そのものの認知度がまだ低い」という。「より多くの人に興味を持ってもらい親しんでもらいたいと、マスコットキャラクターのデザインと愛称を募集した」と話す。
5月から6月にかけ、同イベントに携わったことのある東大阪市内の近畿大学や大阪商業大学(御厨栄町)、東大阪大学(西堤学園町3)、樟蔭高校(菱屋西4)などの高校生と大学生を対象にマスコットキャラクター案を募集。大阪商業大学池田潔ゼミの経済学部経済学科3年の加藤航さん、公共学部公共学科3年の計盛碧斗(かずもりあおと)さん、経済学部経済学科2年の山田夏綺さんのチームが考案した「ねじ~るくん」が公式マスコットキャラクターに決定した。
加藤さんは「ものづくりにおいて、何かを組み立てる上で欠かせない『ねじ』をモチーフにした。ノートの隅に描いたものがまさか選ばれるとは…と思ったのが正直な感想。キャラクターに決定したというメールを見て、初めは何かの間違いかと思った」と振り返る。実行委員長の草場寛子さんは「さまざまな思いやアイデアが詰まった作品が多くあったが、『小さな力持ち』というコンセプトが東大阪の町工場に合っていた」と明かす。
応募時のキャラクターは「ねじ~るくん」だけだったが、受賞チームのメンバーと実行委員とで打ち合わせをし、ねじ~るくんの家族や仲間たちなど8体のキャラクターが生まれた。加藤さんは「老若男女問わず愛されるキャラクターになれば。ねじ~るくんファミリーの次のエピソード案も出ているので楽しみにしてほしい」と話す。
同キャラクターは今後、販促物やウェブサイトに登場するほか、グッズ製作なども行う予定。