近畿大学(東大阪市小若江3)は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(東京都)、三井住友カード(同)と提携し、日本初のVisaプリペイド機能付き学生証「近畿大学学生証一体型VISAプリペイド」を、4月に入学する国際学部の新入生に対し発行する。
学生や受験生、保護者向けのサービス向上を目指し、日本初などのさまざまなサービスの開発・提供をしてきた同大学。2014年度の入試では、大学初となる紙の願書を廃止したインターネット出願、同年には、アマゾンオンラインショップでの教科書販売、2015年には保護者が学生の出欠状況や成績などを把握することができる保護者用ポータルサイトの開設、2016年にはコンビニエンスストアでの卒業証明書発行サービスや付属校の生徒を対象としたスカイプ面接の導入などのサービスを開始した。
今回新たに発行する同カードは、4月に開設する国際学部の新入生500人を対象とするもので、1年後期から1年間の海外留学を必修とする同学部の留学サポートの一環として発行。学生証として出欠管理や証明書発行に使用できるほか、Visa加盟店やインターネット決済で利用できる。
チャージの残高上限額は5万円とし、支払いはクレジットカードとインターネットバンキングから選択可能。保護者も専用サイトからチャージすることができるため、日本から留学生活をサポートすることができる。
同大学では「次年度以降、全新入生に適用することも検討している」という。